hiyori

哭声 コクソンのhiyoriのレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
3.6
凄まじいほどの宗教的描写に自分も恐怖感や歪さを感じ、白い目で見ていた。それは主人公のジョングの過剰な信仰が排除する側とされる側の関係性を形成し、結果的に暴力を生んだことと同様であると既視感を覚えてハッとなった。前半は型にハマった導入だったのであまり面白くなかったが、後半の展開と、社会の秩序という箱の中からはみ出した憐れな人間に下された審判は、映画全体に大きな意味を与えた。
hiyori

hiyori