ケイスケ

キリング・ガンサーのケイスケのレビュー・感想・評価

キリング・ガンサー(2017年製作の映画)
3.1
殺し屋たちが集結して、最強の殺し屋“ガンサー”を暗殺するという話。

久々に予想していた内容と180°違った映画を観た。てかこのジャケットはいかんでしょ。シュワルツェネッガーが殺し屋たち相手に復讐していく話だと思うじゃん?まあ殺し屋はたくさん出るんだけど。

このシュワのジャケットでモキュメンタリー風のコメディだとは誰も思わないわよ。しかも思ったより良い意味でくだらない。個性豊かな殺し屋たちはなかなか面白い。毒使いの韓国人は血が苦手でいちいちゲロを吐くし、ロシア姉弟の殺し屋はスタジアムの放火で1万4000人も殺したやべーやつらなのにアメリカかぶれでディズニーランドに行きたがるし。

このおバカ殺し屋軍団が、姿の見えない“ガンサー”により1人ずつ殺されていく展開は割と面白かった。誰が死んでいくか予想できないし、完全にギャグとして人の死を描いているのが楽しい。

しかし肝心のガンサーが出てきて、ある真相が明かされると途端に微妙になる。序盤は「シュワルツェネッガーなかなか出ないなー」と不満だったのに、彼がいざ出るとつまらなくなるのはどういうこと!

あまりシュワルツェネッガーに期待せずに軽いコメディとして見れば、楽しい部分もあります。突っ込みながら見ると面白いかも。鑑賞した誰もが思うこと。シュワちゃんの変装おかしいだろ!体型変わってるやんけ!