このレビューはネタバレを含みます
💠favorite line💠
"それにしても、ネットは広大だわ。もう既に、私達の知らない次の社会が生まれ始めている"
🎞️catch phrase🎞️
『その問題を、解決してはならない』
🎞️story＆information🎞️
西暦2034年。
公安9課から草薙素子が去り、2年の歳月が経過していた。
トグサが新しく組織を率いる立場となり、メンバーも大幅に増員されて拡大を果たした新生公安9課に、次々と難事件が襲いかかる。捜査の結果、一連の事件を背後で操っている存在が「傀儡廻（くぐつまわし）」と呼ばれる超ウィザード級ハッカーであることが判明する。
そんな中、他のメンバーとは別ルートで事件の追跡をしていたバトーは、偶然にも草薙に再会する。
「“Solid State“には近づくな」という謎の言葉を口にして去る草薙。
事件の陰に付き纏う「傀儡廻」の正体は？そして”Solid State Society”が意味するものとは――。
監督は神山健治。
アニメ作品2期の2年後の世界から物語は始まる。
🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
ぼーっと視聴していては、アニメ版同様置いていかれそうになるので、しっかりと情報を拾いながら視聴するべし。
もし『攻殻機動隊S.A.C.』未視聴の方は、1期2期の総集編を先にどうぞ！
108分の長編としては通常では考えられないレベルの情報が詰め込まれているのに、コンパクトに全体がよくまとまっている。
ただ、1期2期と比べると私は物足りなかった。(長編作品と神山版攻殻機動隊は相性が悪く、108分の長編アニメと26話の30分アニメでは比べるできではないけど…)
現実の日本で明確に表面化してる社会問題(高齢者問題・子供への虐待)に焦点が当てられている作品。
その社会問題を組み合わせて、動機が歪んだ者たちによって正義が執行されている設定に新鮮味と現実味を感じる。
ラストのトクザと課長のセリフにもあるように、本作も攻殻機動隊らしい『可能な範囲で正義を貫いていく』ことが一貫されていて安心。
結局、傀儡廻は誰だったのか。明言しないあたり攻殻機動隊らしい終わらせ方だなあと。
あなたは傀儡廻の正体は誰だと思いますか？
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story：dアニメストア参考
information：Wiki参考
