KUJIRA

新感染 ファイナル・エクスプレスのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなか映画館で堂々とゾンビ映画をやる事は無いので期待していたものの、サブタイトルのファイナル エクスプレスのせいで続編と思い込んでいた。単発映画だと聞いたので、ようやく鑑賞。
まずは良かった点
新幹線とゾンビ、ゾンビから逃げる人の疾走感の合わせ技は効果大。カメラブレブレや細かいカット割りに逃げていない。暗い中で何やってるか分からないと言う事も無い。ゾンビと新幹線にテーマを絞っているのが見易い。(前半で1回降りたけど)
妊婦さんが綺麗。
ハッピーエンドでは無いがバッドエンドでも無い。ゾンビ映画の、ラストも収束しない感じには飽きた。
ゾンビに襲われるときのお婆ちゃんの優しい顔と、ゾンビになった後でも優しい顔。
気になる点
ただ噛んで、次の人を襲うゾンビの生態が謎。多分、食べてるシーン無かったと思う。
狭い列車内を突破する場面。拳と木製バットで、かなり引っ張る。映画あるあるだが、絶対バット折れない。
トンネル内で、ゾンビが目が見えなくなる。だから、後ろで音を立てて、そのスキに移動していた。でも、次の車両では網棚を這って移動。そんなバカな。しかも、両側3、4人ずつ同時に乗っても、網棚はビクともしない。まぁ網では無いけれども。終いには、ホームレスっぽい奴が1人だけ網棚這っているのに誰も手を貸そうとせず先に進もうとする。他の人は手助けしてたし、差別?案の定、足を引っ張られる。
好みじゃない所
走るゾンビ。
とんでもなく性格の悪いおっさんを最後まで引っ張っておきながら、中途半端な死に方。終盤、このおっさんのせいで、高校生カップルと運転士が死亡。あの流れは許せん!
折角、頑張ってゾンビを潜り抜けて後部車両に辿り着いたのに、ドア開けなかったり、入った後も差別があったりのシーンは腹立つ。その後の、おばちゃんがドアを解放してゾンビ入れるシーンは最高。ここで、前述のおっさんが死んだと思ってスカッとしたのに。
最後に誰が残るか最初に分かってしまった。少女と妊婦。死んだら物議を醸すこと必至。そこを敢えて殺していたら震えていたかも。
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