シマすけ

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺんのシマすけのレビュー・感想・評価

4.4
ツイッターで評判が良かったので鑑賞。

フランス映画はこれがはじめてなのですが、まずはじめに感じた事が
「絵が可愛い!」
全編パステル調で統一されており、優しい雰囲気が漂っています。特に主人公サーシャが可愛らしく、目で様々な表情を見せてくれます。イメージとしてはゼルダの伝説のトゥーンリンクが近いです。

ストーリーはシンプルで「北極で消息を絶った祖父を探しに行く」だけのもの。しかしサーシャの所々か弱くも芯の通った強い性格が作中で最大限活かされており、一つの目的に対して決して諦めない姿に魅了されました。

吹き替えか字幕どちらで観るかですが、個人的には吹き替えの方が好きでした。フランス語という慣れない言語ともあり、内容に集中したいのであれば吹き替えをオススメします。あとサーシャの声が可愛い笑
映画全体の雰囲気を楽しみたいのであれば字幕版が良いと思います。こちらはサーシャの声がやや低めで大人びており、吹き替えとはまた違った雰囲気を楽しめます。

上手く言えないのですが鑑賞後の感覚がどこか「この世界の片隅に。」と似ており、同じ感覚を再体験してみるのも良いかもしれません。


※以下ネタバレ※





























結果としてサーシャの祖父は亡くなっていたのですが、その最期の表情は穏やかで満足した表情だったのがグッときました。
また北極点に刺した旗についても、ロシア国旗では無く、昔幼いサーシャと遊んだ時に使った小さな旗だったと気づいた時、全身に鳥肌が立つ感覚を覚えました。
シマすけ

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