【省略レビュー】

YouTubeで観られるスタンリー・キューブリックの初期短編作品( https://youtu.be/M681-jhx2Kk )

キューブリックらしさみたいなものはまだそこまで色濃く伺えないものの、キマりまくっている画からは彼の才能の一端が見て取れる。

セリフはなく、全てナレーションで進行していくのも面白いところ。


【p.s.】
忙しくてレビューをしっかり書く機会が無いので短めに今年観た作品のレビューを投稿しています。
暇があれば正式なレビューと入れ替えますが、きっとそんな瞬間は訪れないでしょう。
だって、私ですからね。

• #マーチ鑑賞2018
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【早く行かない！】

本作はあの鬼才スタンリー・キューブリックがRKOの最初の短編映画でかつYouTubeで見えると聞いて気になって鑑賞しました！
まず自分が知っている狂気的なヤバい映像やエロティックな演出が全く無くて、とにかく明るい雰囲気と明るい内容に僕は凄く呆気に取られる作品でした。
それに展開も凄く明るくて少しドタバタ劇なので、全く楽しめない作品では無かったです。
ですが、やっぱり『2001年 宇宙の旅』や『シャイニング』がめちゃくちゃヤバい世界観と圧倒的な狂気から描かれる物凄い映像で衝撃を受けた自分からすると、つまらない作品では無いけど「なんか違うなぁ」しか感じられるぐらい本当に違和感だらけの作品でした。

• #2025年に鑑賞した作品

【本編はこちらから⤵︎ ︎】
https://m.youtube.com/watch?v=M681-jhx2Kk


過去鑑賞記録


キューブリックはベトナム戦争の映画「フルメタル・ジャケット」などもイギリスで撮るほど飛行機大嫌いなのは有名だけど、皮肉にもこの短編ドキュメンタリー(というかほぼヤラセだけど)では飛行機に乗ってる牧師を自ら乗り込んで撮影してる。(実際キューブリックは飛行機の免許持っていてこの頃は飛行機に夢中だったとか。)

内容はまさに時代を感じさせるただのニュース映画で全く面白くないが、

技術面で物凄くキューブリックらしいカットがあるのと、ちょっと凄い撮影技術がある。

病気の親子を救急車まで牧師が運んだ後、普通の演出であれば、主役である牧師をバックにカメラを固定して遠くに行く車を見つめるよいなシーンも、
この作品ではあえて車の後ろにカメラを乗せ、牧師の正面が見える形で遠のいていってフェードオフするという英雄感が増す高度な心理的演出を用いている。

あとは第2次世界大戦のプロパガンダ映画で用いられていたような飛行機本体にカメラを設置する飛行機目線のPOVショットはちょっとハラハラしちゃう笑

「キューブリックが撮った」ということでしか価値が無い作品。だけどちょっと凄い。