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性的犯罪
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『性的犯罪』に投稿された感想・評価

教授
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崔洋一監督の作品はいつも物足りなく感じる。その物足りなさも、監督自身が実際のところ実感しているような発言を聞いて、俄然興味を持ち観てみることにした、というのが鑑賞の動機。

全体を通して取り立てて際立った面白さはやっぱり感じない。
日活ロマンポルノ作品としての「低予算」は無論、理解したとしても、映画的なフィクション世界と、リアリズムのバランスが中途半端なのは、それこそが崔洋一の作家性の部分にも紐付いているような感じる。
映画としては面白さも感じないし、完成度という意味でも惹かれないのだが、しかし、一方で映画監督の全てが「天才」であるわけでもなく、むしろ映画にとってもその「普通」というのがむしろ当たり前のことなのだと思ったりする。

しかし「巨匠」だけが映画なのではなく、映画や、監督の数だけさまざまな技量があって、その力量から窺える作家性というものを読み解くのも楽しい。それもまた映画を観ることを課している自分にとっては真実で。

それ故に奇を衒った擁護にも見えるかもしれないし、何なら映画そのものを上から目線でバカにしているように聞こえるかもしれないが、本作には本作のサイズ感故の魅力がちゃんとあるとも思う。

河原さぶと、風祭ゆき、山東ルシアの三角関係。自動車解体屋の社長夫婦に異物として入り込む人間関係の構図。
そこから生まれる愛情も、同じ苦労と罪を背負った同士の友情めいた関係性も腑抜けた男の調子に乗った才気が現実に駆逐されることで目覚める女たちの「生気」をセックスを通して表現している点はちゃんと面白い。
そう、もはや現実世界では「敗北」した男が腑抜けになり、それによって2人の女たちはそれでも「足掻く」生命力を発し続ける対比は観応えがある。

その点は面白く観ることができたのだが、本作には映画のディティールとして機能すべき「怖さ」が全く欠けているのは残念。
借金の取り立て自体もそうだし、金貸しの持つ人間的な怖さや迫力も皆無。
主人公3人への追い込みが切迫していないので、偽装殺人といった人間が犯罪に追いやられていくドラマの追い込みが不足している。

それ以上に肝となるセックスシーンに対して「照れ」があるのか、即物的に撮られていると思いきや、急激にズームアップするといった演出的に効果的と思えない「寄り」のカメラワークが醒めてしまう。

とはいえ、短い尺の中で、低予算映画でもありつつ、それなりに楽しく観ることができたし、そうは言ってもちゃんと「映画」然とした脚本と世界観は感じることができて、満足感はあった。
6年前の感想を掲載。崔洋一自選特集で近代フィルムセンターに2度目。「十階のモスキート」からの2作目で個人的に崔監督の実質デビュー作じゃないかと思える。「十階のモスキート」は、内田裕也にコントロールされてしまった崔監督の感じがある。(内田裕也なのでしょうがない)今回は、風祭ゆきVS三東ルシアによる対決メインで映画に集中できた。美女二人にもてるのは、河原さぶだった。最初わからなかった、なぜなら髪の毛ふさふさで筋肉質だったからだ。前半にセックス・シーンを集中させて後半・悲喜劇とも言える展開と愛憎劇が繰り返され今村昌平の重喜劇の様相だ。河原さぶ演じる情けなく植物を愛でる絶倫男に2人の女が振り回されているが、だんだん女に振り回されているようにも見える。そして、ラストは、女の嫉妬で幕切れとなる。崔監督のお父さんがポルノなのに社会派な映画といったのは、頷ける。昔のレンタルビデオ屋には、あったかもしれないが、もはやAVに駆逐され鑑賞の機会を失ったにっかつロマンポルノ。でも多くの映画人を輩出する日本最後のスタジオ・システムだったのだ。そのため近代フィルムセンターでしか観れない貴重な映画になったしまったと思うと感慨深い。
小さな解体工場を経営する藤森は、事故によって2人の従業員が死亡し、多額の借金を抱えることに。藤森は事務員の中村を愛人にしており、妻の須磨子もそれを知っていた。借金取りの対応に追われ、困窮していく藤森に、中村は金を貸す代わりに同居を申し出、3人の奇妙な生活がはじまる。だが、債権者から逃れられなくなった3人は夜逃げを決行するも、藤森が遺体で発見され葬儀が行われ…というお話。


タイトル的に性犯罪とか痴漢とかそっち系かと思いきやサスペンスやった
けど、あくまでロマンポルノ映画なので、サスペンスを求めて見るとそこは簡易的なので肩透かし

まあでもこの手抜きの替え玉殺人がまさに先を見通せてない行き当たりばったりの犯罪やった感があってそれはそれでええんかもな
どう考えても葬式で蓋開けるやろ
せめて似てる人用意しろよ なんてツッコミは良くない

デカすぎるモザイクもご愛嬌

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