濡れた週末の作品情報・感想・評価

「濡れた週末」に投稿された感想・評価

「冴えないなぁ…」と若い女がつぶやく。
工場の社長と不倫してる女性事務員(30歳近辺)、工場に泥棒に入る若い男、ふらっと出て行き再び戻った同棲してた若い女。

不倫に疲れた女は若い男の狭いアパートに入り込み、3人の冴えない、明日の見えない共同生活が始まる。
ちゃぶ台の上には蚊取り線香の箱、扇風器で涼をとり、ひぐらしの声を聴きながらのだらけた生活。まさに昭和。松本零士先生の大四畳半生活を思い出した。

女優さんも良いし、不思議と魅力のある作品。リメイクするならヒロインには椿鬼奴さんで見てみたい気も。
紫色部

紫色部の感想・評価

3.0
2017.11.2 DVD

扇風機の風、飛行機の轟音、ぐるぐる回り続ける公園の手漕ぎボート、宮下順子が運ぶ馬鹿でかいキャリーバッグ、下から差し出される缶の灰皿…
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
泥棒も誘拐も別れ話も全然決まらないしむしろ本当に成功させようと思ってないような締まりの無さだけどそのだらしない感じが現実的な気もするし共感できるとこだな。
「お前言い過ぎてるんだよ」って言い回しが良かった。
「ホントにやることないじゃないのよ〜」てとこも好き。
終盤着てる宮下さんの赤ワンピ無防備過ぎないか?
isis2315

isis2315の感想・評価

3.0
何かずーっと気怠い。
それはたぶん、宮下順子が出ているからな気がする。
若者たちが何となく行動する。
工場で事務職に就いている女性(宮下順子)が、妻子ある社長(山下洵一郎)との愛人関係に終止符を打つべく、世捨て人となった若年カップル(亜湖&安藤信康)と奇妙な三角関係を築いていく。三十路直前の独身女性による、虚無的な恋愛からの脱出劇を綴っているロマンポルノ。宮下順子が表舞台から降りる直前の作品。

不倫という行為の坩堝に嵌り、その麻薬的中毒性に溺れてしまった女性の、もがき苦しむ姿を追っている内容。基本的にはロマンポルノの紋切り型の踏襲だが、主人公よりも若い世代の恋愛観を絡めていくプロセスに、圧倒的な魅力が詰まっている。

心と体が剥離した状態にある登場人物たちが「肉体の繋がりを求めるけれど、心は繋がらないまま」という、宙ぶらりんのセックス劇を繰り広げる。主人公と若年カップルが同居を始めてからの2段ベッド上でのカップリング描写や、主人公が社長の幼い娘に聞かせる赤ずきんの童話に大人同士の愛人関係を暗示させる手法など、随所に創意工夫が感じられる。

健全な恋愛ができない(結婚できない)女性の「敗北の美学」と「新たなる旅立ち」を描いている、ロマンポルノの教科書的な作品。世の中に対して、全方位的に倦怠を覚える、ポスト・シラケムードに強い共感を禁じ得ない。
これはかなり好き。職場の上司と不倫する宮下順子のアンニュイな雰囲気が良い。

根岸は異様なズームの使い方をするな。家で一人晩酌をする宮下のシーンでは、もう一個逆さに置かれたグラスに異常にズームする。
見る人によっちゃ、説明的すぎると思われるかもしれない。
terter

terterの感想・評価

3.5
社長と不倫する女。徐々に嫌気が差し、急に現れた泥棒の若い男の家に転がり込む。なぜか男の彼女も現れ奇妙な共同生活が始まる。宮下順子の色気に乾杯!