社長の愛人がいよいよ三十路を前にして…
から始まるミステリー要素もあるメロドラマ
脚本、主演の演技の質共に非常に良質かつ堅実
濡れ場をソフトにすれば傑作2時間ドラマとして観られるレベル
ただこの…
根岸吉太郎監督、池田敏春助監督、80'sニューウェーブの夜明け前と言った感じか。
宮下順子はこの時点で相当ベテランで色気も貫禄もある。日本酒飲む時のあの目つきとかゾクっとした。ほんとに演技上手い。
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三十路女(宮下順子)の不倫関係と底辺に生きる若者2人組(亜湖と安藤信康)との連帯をダラダラした空気感に乗せて描出し、この頃の日活ロマンポルノとしては些か虚無的で乾いたムードを漂わせる異色作。
根岸…
宮下順子が異様に素晴らしい。いや他の作品も良いのだが、全身から漂う30女のやるせなさがフイルムに充満している。社会的に地位のある男vsドロップアウトした若者たちという対立がしっかりあるから、ごちゃご…
>>続きを読む自転車の空漕ぎは欲求不満のしるし。ショーケンみたいな空き巣捕まえて晩酌付き合わせて弟によく似てるとか言って強引に襲う宮下順子。不倫相手の会社の社長山下洵一郎もいいけど、たよりなーい安藤さん?かっこい…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
妻子ある町工場社長の後藤(山下洵一郎)と事務員・志麻子(宮下順子)が堕ちる不倫関係の行く末を描いた作品。
場面ごとに飛行機のジェット音や南無妙法蓮華経を唱える声が印象的に使われている。
身勝手な中年…
狭い世界で起こる夏の物語。気付いたら30でこのままではまずいと分かってても今の生活をダラダラ続け、知らない男の家で暮らしても浮気相手の子供を誘拐しても空虚なまま。宮下順子の全身から溢れでるあきらめと…
>>続きを読むこれぞ「全女優必見」なザッツ宮下順子映画。
女優を撮るなら、女優をやるならこれがお見本。軟体生物的な濃密すぎる順子の魅力が滴り落ちる一瞬一瞬。三十路不倫独女の小さな反乱という今こそ見直したいテーマ。…