和

否定と肯定の和のレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
3.8
「映画と原作。」

とくになんの情報も入れずに鑑賞。
↑これがとんでもない事態に。
解説は入るものの、完全に映画を理解できているのかわからない状態になりました。

完全なる予習不足です。

でも、構成はとても楽しめました。
キャストの熱演、とくにイギリス紳士じいちゃんのトム・ウィルキンソンが素晴らしくかなり入り込みました。

入り込みはよかったけれども、意外にも裁判の見応えは弱く、尺を割いてる割にはという印象だった。
結局、タコ殴り状態に。

それ以外のシリアスな心情描写は”ハドソン川の奇跡”のような良さを感じました。

今見ることに意味のある映画です。
情報戦がモノを言う今のご時世、どれだけ好きな著名人であっても、嘘を言うことがまかり通ってる時代です。
慰安婦問題もそうですが、なぜか日本では韓国に対して何もしてないということが回っていますが、個人が嘘の情報をフィルタリングしなければならない世の中だということを鮮烈にメッセージとして打ち出しているのが印象的でした。

良作だと思います。

それでは。
和