オーシャンズの女性版“８”。
ダニー・オーシャンは死んだ事になっており、その妹のデビーが刑期を終え出所するシーンからスタート。
オーシャンズ11の流れを汲んで一人の相棒と合流、やれ泥棒するから仲間集めようぜ！と声かけ&スカウトが始まる。
ぶっちゃけサンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットは私の想像する『整形と若作りを最大限にして美にしがみついてるハリウッド女優』そのものだった。
特にサンドラは顔が強張ってて不自然な感じがしたし、なにを着てもウザいくらいに漂うセレブ感がどこか滑稽に見えた。
良かったのはアン・ハサウェイ
(かわいい・美乳・さわりたい。
キュートでちょっとアホっぽいアン・ハサウェイ感がとても良く、変顔までそつなくこなす演技力を見直した。いかつく見える事に怯えるシーンおもしろかった笑)
とリアーナ
(かわいい・オシャレ・キマってる！
本業歌手なの？華やかな人ね。)
とヘレナ・ボタム＝カーター
(さすが、THE 女優である。キュートだし貫禄が違う)
泥棒ミッションが始まってしまえばそれなりに楽しめたものの、
オーシャンズシリーズならスタッフとして入り込むまでの過程までやるところを省いちゃってるし、女同士の微妙にギクシャクしたままでミッションに挑んでる感じがなんとも不完全燃焼。
(雇われの新規メンバーの若い衆は楽しそうにやってたけど)
後からいくらでも尻尾掴まれそうな部分が沢山見えた。
オーシャンズシリーズということでスティーヴン・ソダーバーグ監督風なカットの仕方をよくしていたけど、やはり本物のような気持ち良さは感じず逆に少し目の邪魔だった。
あととても気になったのは出所したデビー・オーシャンがまずデパートに行ってコスメ類を首尾よく万引き！(捕まれ！)
その後もコソコソ他人のキャリーバッグを盗み、他人の名前でホテル貸りたりしてやってる事が手癖の悪い泥棒やんけ。
確かにオーシャン兄も泥棒で犯罪者。
でも大きいヤマしか狙わないというか、良い豪快さがあった。
けどこの人のやってる事はみみっちいと感じた…。
(せめて宝石盗んだあかつきにはお金返しなさいよ)
平均以上には面白かったし退屈せずには観られた。
しかし良さで言えば
11〉13〉〉超えられない壁〉〉8〉12
かなと思う。
女性版ならではの良さを感じるというより、オーシャンズシリーズ(元版)の良さを再確認しあの野郎どもにまた会いたくなってしまったというのが正直なところ。です。
もっと女同士の絆とか、女のカッコ良さを見せてほしかったな。見た目の話じゃなくてね。
あ、でもシャボン玉のくだりはメッチャ笑ったわ☆
