ロミオ

アンチャーテッドのロミオのレビュー・感想・評価

アンチャーテッド(2022年製作の映画)
3.6
学食の醤油ラーメン、サービスエリアの肉串、お腹がすいてたからそんなものばかりが思い浮かぶ。つまるところ、無性に摂取したくなる、最高にちょうどいい、頭からっぽお宝争奪アドベンチャー。こんなんなんぼあってもいいですからねってミルクボーイも言ってた。

とにかくカロリー低めで、すごく見やすい。なにがしたいのかがとにかく明確だし、テンポの速さもちょうどいい。ありがちなロマンスにいかないのも脂っこくならずに済んでいる理由だと思う。ユニバース至上主義な現在に、箸休めにするにはもったいない1本だった。

あとはトムホの魅力が爆発してた。あの軽やかな身のこなしはインディジョーンズやハムナプトラにはなかったと思うし、トュームレイダーのさらに上をいってて、画として楽しかった。スパイダーマンでトムホロスの全人類が安心できるくらいトムホがトムホしてた。

ジャンルのお約束(奪った奪われた活劇、追跡能力に全振りした敵等々)はおさえつつ、ラストのなんそれなルックで十分にお釣りがくる映画だったと思う。パイレーツオブカリビアン、ナショナルトレジャーなどジェリーブラッカイマー印で育った自分としては、こうゆうので興奮しなさいと遺伝子レベルで組み込まれてて、興奮不可避だった。人格形成恐るべし。

ほんとにこういう映画を1か月に1本はやってもいいのよハリウッド、そんな映画。
ロミオ

ロミオ