ロミオさんの映画レビュー・感想・評価

ロミオ

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そばかす(2022年製作の映画)

2.5

考えさせられる。意見を聞きたい。「多様性」が認められることは当たり前であるのに、それをフィーチャーし、エモーショナルなこととしてピックアップすることについて。

シンデレラのくだりとかは、散々擦り倒さ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.6

アレクシア 髪の色/ブロンズ、性的対象/車、特徴/頭にチタンプレート、職業/ダンサー 兼:殺人鬼 という黒崎一護もびっくりの盛り盛り設定。そこにさらにボディーホラー、聖書、ジェンダー、妊娠なんかも絡ん>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

ずるい作品だ。親ガチャなんて言葉が生まれる前の時代、ウィリアムズ姉妹が生まれ落ちたのはスポ根の星、キングリチャード星。そんな彼女たちの反逆のシンデレラストーリーは始まらない。なぜならこのお話の主人公は>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.5

ジョン・ウィックによって確立された殺し屋大喜利バトルに、キングスマンのケレン味をカスタムして、キル・ビルオーダーしてみた、というスタバで頼んでも絶対に出てこない無邪気な一杯。ネオンが目立つ感じはアトミ>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

クリーチャーの出てこないデル・トロ映画は、夏休みのない8月のようなんて思っていたけど、どこからどう見てもデル・トロ映画でびっくりした。思うにデル・トロ映画の本質は、その神秘性や輪廻的・運命論的なアプロ>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.1

タイトルがとにかく秀逸。そこにどんな感情がのっているかはわからない。けど、それ以上でもそれ以下でもない。そんな瞬間は誰にだってあると思う。それが恋愛だろうがなんだろうが。その感覚をそのまま持ってきたよ>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.2

猫は神様なのだと再認識。「人間どもよ、よしなにやってくれ。私も好きにやる」と言わんばかりの自由っぷりが清々しい。その我が道をゆく姿はモーゼの十戒??それは誇張しすぎだと思いますが、猫が自由にやるからこ>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

「鳥だ!飛行機だ!スーパーマンだ!」とは程遠い、「なんやあいつ!正気じゃない!変態コスプレ野郎だ!」な新米バットマンが、己の存在意義を確立するオリジンだと思った。スパイダーマンNWHといい、素晴らしい>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.6

学食の醤油ラーメン、サービスエリアの肉串、お腹がすいてたからそんなものばかりが思い浮かぶ。つまるところ、無性に摂取したくなる、最高にちょうどいい、頭からっぽお宝争奪アドベンチャー。こんなんなんぼあって>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

お恥ずかしながらミュージカルも61年版も見たことないのだけど、スピルバーグ版東京リベンジャーズだった。「踊らないやついる?いねぇよなぁ!」って感じのパーティーのダンスバトルが楽しかった。ダンスはある種>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

祖父から孫へ、父から息子へバトンを繋ぐ継承の映画だなと感じた。作り手の手を大きく超えて、映画界に多大な影響を与えた偉大なレガシーに対して、現代的なアップデートで挑んだ2016年版と比較して、文字通り親>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.9

日本の次はフランスということで、フランス愛を相変わらずの天才的なセンスでまとめ上げたウェス濃度120%みたいな映画。「俺の考えたフランス映画」を記者それぞれの視点で編集長へ語るという映画内映画な構造で>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

しっかりと推理もののお約束を踏みながらも、格差問題や移民問題などを盛り込んだハイブリット探偵映画でした。

難しいことを考えずに、シンプルに推理ものとして観れるのがいいなと思いました。日本でいうところ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

ジャンルに縛られることなく、さまざまな展開を見事に繰り広げ語られるのは、世界中が対象である貧富の差、そしてパーソナルでありながら誰もが抱える悲運な人間の性のようなものでした。

ユーモアもあればホラー
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

まだ世界について何も知らない、偏見のない男の子の視点を通して、戦争の悲惨さ、世界の広さ、そしてなにより愛の強さを物語るお話でした。
シェアハウスウィズヴァンパイアを観た時からこの監督はすごいって思って
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

レース自体に意味があるのではなく、どのような過程を踏んでレースに参加し、そしてそのレースを以ってどうなりたいのか。そんな結果よりも中身、見た目よりもプロセス、そこに魂かけた男たちの友情のお話でした。>>続きを読む

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