マツシマ

ブレア・ウィッチのマツシマのレビュー・感想・評価

ブレア・ウィッチ(2016年製作の映画)
2.8
ブレアウィッチプロジェクトの正当後継作品
今回はライブアクションカメラにドローンまで飛ばして、現代技術バリバリで魔の森に挑むぞ!

ということで、その辺の今っぽいギミックならではの演出が盛り沢山かと思いきや、別に前作とそこはそんなに変わらない
ただカメラの数が増えたので、より色んな人物の視点で繰り広げられるPOVになりました

いい感じに恐怖を煽りつつも、なかなか肝心の「恐怖」そのものは登場させないという元祖のノリはそのままに、前回最後に出た「呪いの家」みたいなのが大幅にパワーアップ
より一層嫌な感じに仕上がっていて、あんなお化け屋敷あったら絶対行きたくない
不気味さ全開

ただ一点、旧作と決定的に違うのは
ハッキリとではないものの、その肝の「恐怖」の姿形が描かれる点

大概のホラー映画の怪異は正体が露見した途端に「あ、こんな形の怪物なのね」と認識出来て、恐怖がめちゃくちゃ薄らぐというか超弱体化するもので、つまり想像してる時が一番怖い

その点行くと今作の黒幕、姿形をチラッと現すものの、ボカし方が上手いのかデザインが良いのか、ちゃんと怖さが目減りしないというか

すげえ怖い

こんなの追いかけてきたら発狂する
マジで

POVとしては凡作だけど、クリーチャー造形とかそういう意味ではとても良いです

しかしやっぱ元祖はよく出来てたんだな…