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ジェーン・ドウの解剖のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「解剖医兼火葬施設の父子、悪いこと何もしてないやん?なんでとばっちり受けるん?」と思うけど、ジェーン・ドゥさんも何もしていないにもかかわらず拷問され身体中に変なギミックを埋め込まれたわけで。

たぶん当時迫害を行なっていた人々は「魔女だと疑われた女にはこうしなければならない」というプロトコルに従っていただけで、自分の行為が邪悪な行いだとは夢にも考えてなかった。

そう考えると、17世紀ニューイングランドの魔女狩りの不条理さが、21世紀になって規定通りの解剖のプロセスに従っただけの彼らに振りかかってくるのも仕方がないのだろうか。

盲信と科学というのは、思わぬところで似た姿になるものだ(この場合、「◯◯が発生したら△△という行動を行う」というその時代ごとの流儀)。
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