ユアン・マグレガーの「プーと大人になった僕」と両方見てプーさんの世界を理解しようと期待して公開待ってたら日本未公開となった本作品。でWOWOW放映を録画で鑑賞。
プーではなく原作者ミルンの伝記ドラマであり息子クリストファーロビンの物語。
ミルンが第一次世界大戦従軍後、PTSDに悩まされ息子ロビンの子育てを通じてプーさんが生まれた経緯は理解できた。
クリストファーロビンが後年、プーの物語に自分がモデルにされたことを良しとしなかったことで親子の仲が良くなかったことは何か本で読んで知ってた。親子の間に何があったのか疑問だったが、事情がわかってスッキリした。
ミルンに悪気はなかったろうがクリストファーには気の毒な運命。
「プーと大人」と比べると明るくない。バッドエンドではないけれど。
映画はうまくまとめた感あるけれど
エンドロールのテロップでその後の補足あり、実際はロビンの胸中はもっと複雑だったのかも知れない。
売れるとファンやマスコミはどうしてもこうなる。ロビンへの同情の念が湧いた。
「プーと大人」と同時期に公開されてたらやはり印象薄いかも。気分アップするお話ではないし。でも誕生秘話としては面白かった。
ドーナル・グリーソンはミルンの複雑な心情をよく演じてたと思う。
改めてプーやピーターラビットの生まれた自然の美しさにも癒された。