とりん

デジモンアドベンチャー tri. 第4章「喪失」のとりんのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

2020年10本目

デジタルワールドへ再びたどり着いた子供たちはリブートで記憶を失ったパートナーデジモンと再会する。
歩み寄る子供たち、記憶は失ったが心を通わせるのに時間はかからなかった。
そこへ襲いかかるゲンナイと思わしき人物、ムゲンドラモンとメタルシードラモンを使い、まだ進化のできない子供たちとデジモンを窮地に追いやる。
やがて絆を取り戻した彼らは次々と進化していく。

ようやくピヨモンも究極進化し、ホウオウモンへとなる。
他の子供たちとデジモンが仲良くなる中、空とピヨモンだけずっとよそよそしかった
しかしピンチに陥ることで、空の自分を顧みず無茶をして助ける姿にピヨモンはほっとけないと絆を取り戻し、もう手を離さないと近い、究極進化へと繋がる。まぁまだここはわかる。
しかしパタモンの僕も戦えるよと言ってセラフィモンに究極進化するのはなんとも。さすがに無理矢理感ある。これまでの究極進化が全部霞むほど。
これならまだデジモンハリケーンの進化のが納得できた。

今回は喪失した絆を取り戻すといったただそれだけの話。
子供たちとデジモンの絆は、シリーズを通しても重要なテーマではあるので、これをメインで1つ話を作るのは分からなくもないが、イマイチストーリーも展開もない。全体的な話の進展は特にない。

ダークマスターズが以前戦った子供たちは実は姫川と西島たちであったことが判明、おそらくゲンナイらしき人もそこにいたのか。
ダークマスターズに敗れパートナーデジモンを失った姫川は再び会うために、今回のリブートへと導いたように見えた。
かなり重要なポイントではあるが、長回しの割にあまり核心部分には迫っていなかったため中途半端。
なにもかもが薄い内容となってしまった。

パートナーデジモンで記憶が唯一残っていたメイクーモン、それも断片的に。ここの詳細も今回は特に語られず。
繋ぎとしてもその役割はあまりにも弱い。
全体に流れる映画でやる必要はあったというのかという雰囲気がようやく慣れた頃だったのに、また逆戻りな気もする。
それもアニメシリーズでも30分1話で片付けるようなレベルを長回しで見せられた感じはある。

ついに次回から終盤戦に入る。
ちゃんとまとめてくれるか心配でしかない。
とりん

とりん