ダンテ・ラム節炸裂のヒロイン不在の男と男の友情と執念とプロっぽさと対決とチーム戦と格好良くてスリリングなドンパチとナイフアクション、相変わらず自分が見たいものを全て見せてくれるハードな特殊部隊映画。メチャクチャ良い出来だったと思う。香港版『ミッション・インポッシブル』みたいなノリもある。格好良い。
ダンテ・ラム監督は『ブラッド・ウェポン』で大掛かりな戦争アクション的なものも任せられるだなと思ったが、今回はそれをさらに超えてきた。やっぱダンテ・ラムは凄い！ハリウッド以外の特殊部隊モノ映画でここまでの傑作を作るなんて、他の国、他の監督にはできないんじゃないだろうか。作戦の緊張感素晴らしいしチームの面々が本当に魅力的で良い。もっともっとこいつらを見ていたかった。直前にファン・ビンビンが妲己やってる『封神伝奇バトルオブゴッド』見てたからビンのネタに笑いました。主役のエディ・ポンとチャン・ハンユーが二人で写真撮るところで泣きそうになりました。
クライマックスの作戦は流石にもっと国同士連携するか中国から増援呼んできて数増やさないと明らかに無理だってのが見えてしまうんだけど、そこまでは完璧だったと思う。
あとどっかで見た顔だとずっと思ってたけど、あいつ『オンリー・ゴッド』のカラオケ神か！
是非劇場で見るべき作品。
香港/中国映画に対する認識が変わるんじゃないかな。オススメです。
それにしても今年は香港映画が沢山映画館で見れて本当に幸せの極みです。『疾風/スプリンター』に続いてダンテ・ラム作品を2つも見れるとは。。
