Tom2022

ザ・マジックアワーのTom2022のレビュー・感想・評価

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)
3.0
マジックアワーって、手品の時間の映画なのでしょうか?マジックアワーとは、日没から夜までの時間で、光がとても美しい時間の事だそうです。

ボスの愛人である高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった備後登(妻夫木聡)は、ボスに見逃してもらうために、伝説の殺し屋「デラ富樫」を連れて来る約束をしました。備後登は、役者の村田大樹(佐藤浩市)に、映画撮影だと思い込ませ、ボスの前で「デラ富樫」を演じるよう依頼します。

デラ富樫と言う名前がすごいですね。これ、映画では触れていませんでしたが、単なるニックネーム以外に何か意味がありそうですね。

売れない役者を演じる佐藤浩一の演技がなかなか笑えます。ボスの前にあるナイフを何度も舐めたり、三流役者がアドリブで演じている姿を演じている所が笑えます🤣。

深津絵里のいかにも愛人的で、わがままな行動も、なかなか味を出していて面白かったです。備後登の事をすぐに裏切るのだけれども、彼には、そこも含めて魅力なんでしょうね。

タイトルのマジックアワーの光を活かした撮影は、あまり感じませんでしたが、人生のマジックアワーについての話が出てきます。制作者の皆さんは、これを伝えたかったのかなあ。

映画の撮影の裏舞台や、銃撃戦シーンの撮影に興味がある人におすすめしたい映画ですね。
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