じゅ

ドラゴン×マッハ!のじゅのネタバレレビュー・内容・結末

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

闘える刑務所長って良いな。案外初めて見たかも。大概めちゃめちゃ強い右腕ポジションが最後の壁になってそうな気がする。
トニー・ジャーのムエタイとかウー・ジンのカンフーより、マックス・チャンがビシッとしたスーツで軽やかにカンフーかます画があんまりにもかっこよくて見入っちゃうな。(あと顔がいい。)ネクタイ引っ張られて意識落ちるっていう決着はどうかと思うけどw
ルイス・クーが臓器売買の裏組織の大物役とのことで、死にかけてて心臓移植を必要としてるけど血液型の都合で適合者が弟しかいなくて、終始穏やかな顔で微塵の葛藤もなく弟を手にかけようとするの良かったな。死顔でしっかり印象残してくとことか凄いなと思う。

香港の裏の臓器売買組織を挙げるべく香港警察のチーキット(ウー・ジン)が潜入捜査をしていた。組織のボスのホン(ルイス・クー)は難病を患っており、治療のため弟の心臓を必要としていた。ホンはチーキットらに弟の拉致を依頼するも、チーキットと香港警察により阻まれる。弟は警察に保護されるが、チーキットはホンに恩のある男(マックス・チャン)が所長を務め臓器売買の"商品"を管理するタイの刑務所に囚われる。弟の保護にはチーキットの叔父のチャン(サイモン・ヤム)が担当しており、ホンはチャンに弟とチーキットの身柄の交換を要求する。
チャイ(トニー・ジャー)はチーキットが囚われた刑務所で看守を務める傍ら、8歳にして白血病を患う娘のサーの看病をしていた。ある時チーキットが脱走騒ぎを起こした際、他の収監者も相次ぎ脱走する騒ぎの中、刑務所の囚人ではない怯えた様子の者たちを目撃する。刑務所への疑念が募るも、所長から娘の医療費を支援してもらっている手前何もできずにいた。
チーキットは脱走を企てた際、チャイの同僚の携帯電話を奪ってチャンへ連絡をとることに成功していた。チャンは電話の発信元を手がかりにチーキットが囚われている場所を突き止め、チーキットとの再開を果たす。時を同じくしてホンの手先により男の身柄を奪われ、さらにチーキットとチャンと彼らの面会を手引きした同僚とチャイが所長に見つかる。
チーキットとチャンを捕らえた現場にホンが現れ、所長とホンの関係や裏ビジネスへの所長の関与が明らかにされる。チーキットとチャンは売り飛ばされることになり、チャイと同僚は2人を所長の手下の下へ送り届ける役を任されるが、ここでチャイらは正義感から反旗を翻し2人の脱出に手を貸す。チーキットとチャンと同僚は脱出するが、チャイは取り残される。
ホンは弟をドナーとした心臓移植手術を開始しようとしていた。そこにチーキットが乱入し、病院を制圧する。チーキットはホンを人質に所長を呼び出し、所長はチャイを人質に手下を引き連れて現れる。その場で乱戦に突入し、チーキットと混乱に乗じて自力で拘束を解いたチャイの協力により所長を倒す。その頃ホンは脱走を図った弟を止めようとし、息絶えていた。

アクションスター各人をしっかり活かした格闘も良かったけど、空港の銃撃戦とか刑務所内の大乱闘も楽しかった。
言葉無しでわかり合うってのも1つ大きな特徴か。チャイとチーキットで言葉通じてないけど連携完璧なのは王道で良い。チーキットの携帯電話が捨てられて違う人に拾われるっていう展開もあったな。あれなんでダウン症(?)の人選んだんだろうって思ってたけど、言葉が通じないサーと言葉以外で会話する演出のためだったのか。

チーキットはサーの骨髄ドナーとして適合してたけど、チーキットが潜入捜査で薬打ったから最低3年待たないとだめ&サーの余命があと半年の宣告とのことだったか。しっかり成長したサーの語りで終わったってことはチーキットはちゃんと薬抜いたし、何よりサーは半年超えて3年以上生きたんだな。
ホンが10歳まで生きられないだなんだ言われて結局43歳まで生きたっていう語りでその辺予告されてたのかも。
じゅ

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