カールとアサドのコンビによる未解決事件を捜査するシリーズ第3弾。
今回も安定の完成度でした。
このクールな空気感が堪りませんね。
浜辺に流れ着いたボトルに入っていた血の付いたSOSの手紙から事件が始まります。
なかなか好みの展開でワクワクします。
今作も過去と現在を行き来する展開、犯人も前半から分かっているのですが、犯人の過去から犯罪に至る動機が紐解かれていくあたりがこのシリーズの魅力です。
毎回犯人の悲しい過去も見えてくるだけに、なんとも言えない感情になります。
今回は信仰心がテーマですかね。カールとアサドの宗教観もストーリーに絡んできます。
今作は少しは予算が上がったのかな、少し派手なシーンが増えた感じしますね。でもちゃんとシリーズの空気を継承していて、原作がある限りこのメンバーでシリーズ続けてほしいなあ。
今作のカールはだいぶ精神を病んでいるみたいで、このままシリーズが進むとどうなっちゃうのか気になります。