きさん

私はあなたのニグロではないのきさんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2020年アメリカでコロナと同じくらい拡がってるブラック・ライヴズ・マター運動に興味津々丸ゆえ鑑賞。

過去も現在も、物騒度が振り切れててアメリカはやっぱりおっかないなぁ。指導者御三方の暗殺銃殺怖すぎるし、黒人をシバくポリスも一般人もイカれてる。

日本には差別がないんじゃなくて長年単一民族国家だからなんも深く考えてないだけってのが私の自論なんで、日本人もナチュラル失礼は白人黒人外国人に絶対してる気がするなぁ(´・д・`;)ヤヴァイ

そして同時に、向こうさんもアジア人に対する差別ゴリゴリあるんだろうなと思い、映画観ながら肝がキンキンに冷えます。
彼らもまたアジア人日本人に対して無知だのだろうし興味ないのだ。

FBIに危険人物リストに入れられた黒人で同性愛疑惑で活動家のマイノリティ役満してるボールドウィン氏も、暗殺じゃないけど63歳で食道癌で死んでるってなっとるから先駆者は早世だなぁ。煙草吸いすぎ原因なんじゃねってくらいお吸いになられてますけどね( ´_ゝ`)

中学の英語教科書でお世話になったのキング牧師も過激派マルコムX氏も39歳とか……(´・д・`;)
討論会ずっと観てられるくらい皆さん強くてニューゲームな有能っぷりです。この出来杉君達もアメリカという国が生み出したのでしょうか。
問題をすり替えてる限りこの国の未来はないと断言する前半のコメントとか、後半で白人の教授が「人は皆孤独であり肌の色は関係ない」と言い出した時のボールドウィン氏の熱弁最高。

ナレーションがサミュエルの旦那ですが、一瞬気付かないくらいサミュエルみは抑えていてしっかり内容に誘うよいトーンでした。
冒頭での現在のアメリカのシーンでキャップと社長と雷神様のオモチャ映り込んでて不覚にもニヤリ。

挿入歌が軒並みイカしてる。
アルバムにして欲しい。
きさん

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