トッテナムのファン笑
ここ何気ないけど彼の所属する社会階層を如実に表していてサッカーファンはニヤッとするところ。そうかー、スパーズサポかーって。トッテナム地区の治安考えると舞台設定がよく分かる。
『プラダを着た悪魔』『ジョーカー』『ブルース・ブラザーズ』などを臆面もなく入れてくるしクルエラの存在感はヴィヴィアン・ウェストウッドとバンクシー掛け合わせたようなものなんだけど、元ネタ分からなくても充分楽しめる作りになっている。何だこれ。エマ・ストーンはウディ・アレン作品でホアキン・フェニックスと共演してたけどあの笑い方を研究するに当たってその時の経験活かされてるのかな？『プラダを着た悪魔』のスタンリー・トゥッチのポジションに臆面もなくマーク・ストロング起用してるのもあえてだよね絶対。
音楽の使い方も臆面もなくドーンとクイーン！ドーンとボウイ！ドーンとビートルズ！そしてドーンとストーンズ！！！ついでにピストルズ！的に大ネタ乱打してくるんだけど、もうPKを正面に蹴り続けるレベルのハートの強さで度胸と気前よくドーンと使ってくるんだけど、その瞬間カチッとハマってインパクトデカい割には後を引かずサラサラ流れていくの何だこれ。クレイグ・ギレスピーはMV出身監督なの？
この人の作品は品と育ちの悪い人が品と育ちの悪いままテンポ良くスピーディーに愚かなことを積み重ねて転げ落ちて行く感じが私にはしんどいんだけどディズニーで制作すると何だか私に対して苦手×苦手=好きというケミストリーが起きてた。ディズニーくらい縛りがあると逆に見やすくなるんだなこの人の場合は。勉強になった。
マレフィセントを演じるアンジーやクルエラを演じるエマ・ストーン見てるとああ確かにリリー・ジェームズもディズニーヴィランやりたかっただろうなと物凄くよく分かる気がする。ディズニープリンセスつまんないよね、それよりヴィランでこうやって破茶滅茶に生き生きとやってみたいよね、めっちゃ分かる。私、自分が纏ってたらしい朝ドラ感1000%の雰囲気が若いころ心底面倒くさかったからよく分かる。
