円柱野郎

MEG ザ・モンスターの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

未知の深海探査に向かった潜水艇が何かに攻撃され海底に沈む。
半ば引退していたレスキューダイバーの主人公テイラーに声がかかり海底へと救出に向かうが、そこで目撃したのは太古の巨大ザメ・メガロドンだった。

ハリウッド映画だけど中国資本がたっぷりと入ってそう。
「ジョーズ」や「ディープ・ブルー」に「オープン・ウォーター」っぽい場面もあり、色々と「どこかで観た様な」が積み重ねられた印象もあるので、ある意味で平凡な感じもする。
人間関係の設定もありがちなやつだし。
でもB級っぽいバカな描写はほとんどなく、それなりにちゃんと作られた視覚効果や主人公を演じたジェイソン・ステイサムの存在感によって大作の雰囲気も出ているよね。
例え「どこかで観た様な」シチュエーションが色々あったとしても、作品内での色々な状況変化にもつながっていて飽きさせないのは良いと思う。

メガロドン自体を現代の海によみがえらせる設定として、マリアナ海溝の海底と思われていた場所よりさらに深い未知の海があり、そこにそのサメはいたのだという設定がなかなかよく考えたなと感心した次第。
タイムスリップでもバイオテクノロジーで蘇らされたわけでもなく、水温躍層によってこちらの海とは隔絶した世界というのは、「失われた世界」や「地底旅行」じゃないけど古典SFチックな匂いがして結構好きですよw
まあ設定上の水圧に関してはかなり省いている感はあるのだけど、娯楽映画なのでそのへんはいいや。
円柱野郎

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