『まるで香港映画みたいだった』
というのもwikiを見てみると完全に米中合作と書いてあって納得。
こないだザ・ロック様が巨大狼やらトカゲやらと戦ってる作品を観てた訳ですが、今回はステイサムです。巨大ザメと戦います。なんだかサメごときではステイサムには役不足のような気がしますが、実は私、ステイサムの主演映画を劇場観たことが一度もなかった事に気がつきました。おやおや。
巨大サメと戦う映画、と聴いて想像していたものと少しだけ違ってたかな。
原作小説があるせいか、設定は割りと凝ってるんですが、そのせいかなんなのかあんまり怖くないんですよ。
スピルバーグの「ジョーズ」が面白かったのは真の主人公たる人喰いサメがなかなか画面上に出ないからこそのサスペンスだった訳ですが、本作はその巨大な姿が見たい訳です。が、実際姿を見せてしまうと今度はサメがどんどん人や施設を襲っていかないと物足りなくなる。
この辺りのインフレがうまくコントロール出来てなかったような気がします。
恐ろしく金のかかったB級映画ですが、ただこれちゃんと面白かったです。
前編中編後編とストーリーが結構明確に二転三転するのは評価が別れるかもしれませんが、面白かった。
まあぶっちゃけステイサムが主演なのって意味あるの？というのが最大の問題でしょうか。
「ランペイジ」はまだドゥエイン・ジョンソンが体を張って戦ってる感じがありましたが本作は海の中ということもあり今一つもどかしい印象。
ステイサムにはもっととことん肉体を使って死闘をしてほしかった。
ただ改めて言っときたい。
面白かったよ。
ヒロインのリー・ビンビンはお人形さんみたいでかわいいというか、違和感があるというか…
劇場(MX4D字幕版)にて。18.09.07
2018#078
