ぐりんでる

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのぐりんでるのレビュー・感想・評価

3.9
こんばんわ!ビビりんゴーヤチャンプルの具材では豆腐と卵が好き。グルメ王です😋🍎

前回で、のどちんこキラーに命を救われた俺は、逃げた12体のゴーストを狩るためゴーストランドを目指し先を急いだが、少し高ぶる気を落ち着かせようとカフェに入って、エレガントな午後のひと時を過ごす事にした。

一先ず…自撮りでもしておくか
カシャ…ぽちぽちぽち…

Filstagram
👻

✌️🤴🥤

カエルの卵ティーの店なう。
#ゴンチャレンジカップ

自撮りの写真をチェックするととんでもない物が映り込んでいた…👻…オバケ!?!

#おばけバエ#お映け#化え


ホラーチャレンジカップ 第2章 

          14話 永遠の想い

(本作品は全くもってホラー映画ではありません🙇‍♂️🙇‍♂️)


そいつは間違いない、あの日逃げた12体ゴーストの一人。シーツをすっぽり被り目元にだけ覗き穴が空いているため、どのゴーストかはわからないが間違いなく逃げたうちの一体!!という事にしておく!!!

俺は戦闘態勢で後を追った。

シーツおばけはそろそろと滑るように、何かを目指してゆっくりと進んでいた。何かに取り憑くつもりだろうか…

👻

やがてシーツおばけは一軒の平屋の民家へと入っていった。早速の近隣調査によると、そこには夫婦が住んでいたが、夫が不慮の事故で先立ってしまったために今は妻が一人で住んでいるようだ。

悲しみにくれる妻、あのシーツお化けはおそらく夫なのかもしれない…俺はしばらく観察する事にした。

大切な人を突然失う悲しみは生きている側の一方的なものではないのだろう…
もちろん死別で残されてしまった側も大切な人への想いは心に留まり続けるけれど、

やがては思い出を心の支えに変えることもできるかもしれないし、留まるか先に進むか選択することができる。

でも、ゴーストとなれば生前に抱いていた愛情も怨恨も全て未練や無念として抱き、その想いの続きを知るためにひとところに留まり続けるしかないようだ

たとえどれだけの時が過ぎ、景色も環境も変わったとしても、消えることはない。時の止まってしまった彼は、目の前で変わりゆく環境に嫉妬も憤りも感じ悪霊になりかけることもあった。いずれは、もはや自分が何を想っていたのかも忘れてしまうかもしれない。

それでももし大切な人の想いを確認できる可能性があるのだと気付ければ、それはお化けにとっては死に甲斐になるのかもしれない。

肉体が滅んでも、自分が残した功績や作品は世の中に在り続ける。でも誰しもが後世に残るようなものを生み出せるわけではない。それでも、たった一人にでも届いた想いがあるとすれば、それは自分が生きていたことの意味なのだろう…

些細なものでも、その答えに辿り着くまでに、いや、永遠に辿り着けなくとも何度も何度も時を超え、永遠に彷徨うモノもいるのかもしれない。もしそうなった場合、彼らは無限に増え続けるのかな…


ゴーストとは切ない存在でもあるのだな…俺はいつの間にか盾★のベルトを緩めその場を後にした。


ゴースト残り 11体



感想:不思議な映画だった。なかなか面白い設定で序盤のある出来事などがきちんと繋がっている。
ただセリフもほとんどなく、かなり静かな作品のため非常に眠くなってしまった俺は余裕ですやすやと眠ってしまったために3回に分け分断鑑賞💦

もっと感性が敏感な時に見た方が良かった…

と言いたくなるほど、お化けが出るにしては繊細な映画であった。

何かしらの別れで喪失感を感じる時に、相手の想いを感じると救いや安らぎになるのは、生きてる者も同じだよね
だから、奥さんも先へと進めたんだろう

それにしても、シーツ被ってるだけでお化けってのは随分可愛く見えるもんだなぁ…


次なる戦いへ to be continue…