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さらば愛しきアウトローのkazu1961のレビュー・感想・評価

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)
3.8
▪️Title :「さらば愛しきアウトロー」
Original Title :「The Old Man & the Gun」
▪️Release Date:2019/07/12
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-034
▪️My Review
すべての時代に名作を刻み続けてきた本物のスター俳優が、遂にスクリーンから去ってゆきます。レッドフォードが最後に演じるのは、16回の脱獄と銀行強盗を繰り返した実在のアウトローです。
ロバート・レッドフォードの顔に刻まれた年輪のようなシワがカッコイイですよね。'70年代、随分とレッドフォードの映画を観ましたが、加齢をさらなる魅力に昇華出来る人が本当のスターなんだと思いました。本作、82歳になったレッドフォードだからこそ、演じることが出来る役を美事に演じきっています。とにかく、楽しく、痛快にそしてカッコよくノスタルジーを感じながら鑑賞することができますね。
実在の物語も、夢と理想を追い楽しく人生を送るアウトロー。老いを背負いながらも絶対に足を洗おうとしない頑固者、老いらくの恋にも男の艶と深い味わいがある、そんな素敵な作品です。クライマックスがないのについ引き込まれ、盛り上がる不思議な作品ですね。
そして、レッドフォードにもまして、ほどよく年老いたシシー・スペイセックの魅力に心を動かされますよね!!
映画好きなら、レッドフォードの最期の作品は観るべきでしょうね。

▪️Overview
ハリウッド屈指の美男俳優として人気を集め、「明日に向って撃て!」や「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」など長年にわたり活躍してきた名優ロバート・レッドフォードが俳優引退作と公言している最後の主演作。1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、それによる逮捕と脱獄を繰り返した実在の人物フォレスト・タッカーを描いた。強盗といいながらも、発砲もしなければ暴力も振るわないという紳士的で風変わりな犯行スタイルを貫いた主人公タッカーをレッドフォードが演じ、タッカーを追う刑事ジョン・ハント役を「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のケイシー・アフレックが担当。そのほか、シシー・スペイセク、トム・ウェイツ、ダニー・グローバーらが共演。監督は「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」のデビッド・ロウリー。(映画.com参照)
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