ぐりんでる

羅生門のぐりんでるのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
4.0
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平安の世、あらゆる災厄に見舞われる京の都に降り注ぐ土砂降りの雨を羅生門で凌ぐ2人の男。彼らはそこに居合わせた男にある殺人事件に関する話を語る。
それは目撃者、当事者それぞれの証言が見事に食い違っていたという奇妙な出来事…
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はじめての黒澤明😳
羅生門ってこんな話だったけ、と思ったらベースは別の芥川作品なんですね
「藪の中」って作品らしい。真相は藪の中って言葉の語源にもなった作品で、今作の内容もそんな感じ。

人は完全な客観性を持って物事を語ることはできない、というような
見栄とか罪の意識は自分の中で事実すらもねじ曲げる。
三者三様に嘘を吐いてるというより、それぞれに見えてる景色が違う。

人の性善説を揺るがすような話でもあるけど、完璧に善良な人間なんていない。

そんな中でも人の良心を想像し信じることを諦めなければ、やがては雨は止み暗く淀んだ世界に光は射すのだろうか、🤤

最後はそんな一抹の希望なのか、それとも悪意の延長に過ぎないのか

どう捉えるか、今の自分の人に対する目線に繋がってるのかもしれない…


なんちて〜wwww🤤

内容もだけど、役者の怪演、熱演も含めて見応えたっぷり🤤いろんな笑い声が頭に残る

それにしても「羅生門」って言葉の響きもジャケットもかっこよすぎて痺れる😳

そりゃあ二刀流 居合いの技名に命名したくもなるわ…ゾロの話です🏴‍☠️