新潟の映画野郎らりほう

ミッドナイト・バスの新潟の映画野郎らりほうのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・バス(2017年製作の映画)
1.8
【Niigatan rhapsody】


この内容で160分の上映時間である事が 既に作品の不出来を宣言している。

開巻早々、シラトリ交通の“白鳥”がハクチョウとも読める事を わざわざ説明科白にしている時点で予感はしたが、“扇の要”だとか言うのは本来パンフでやる事だろうと。
「冷えてきたな」「あったかい」然り。画で伝えるべきを全て科白に起こす。その結果としての160分。科白無しで諒解出来る事象の総科白化に依って ひたすらに空疎低密と化した160分は、皮肉にも冬季新潟の雲翳にも似た倦怠を想起させた。




《劇場鑑賞/山本未來、小西真奈美、七瀬公、新潟市舞台挨拶付上映》