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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のharuのレビュー・感想・評価

3.5
チャーチルはなぜ凄いのか。

第二次世界大戦の最中、ドイツの勢いが増してくると、イギリスにも危機が迫る。ドイツとの宥和政策が失敗し退陣したチェンバレンに代わり、イギリス首相となったチャーチル。彼はドイツとの和平交渉に臨むべきか、最後まで戦い抜くべきか悩んでいた。

イギリスの歴代首相人気No. 1のチャーチル。正直個人的にはあんまり良い印象なかったんですけど、彼の政策の是非はともかく、彼のように強烈なリーダーシップを持つ指導者が今はなかなかいないのは確か。さらに映画だけに限って言えば、誰もがイギリスのことしか見えていない中、チャーチルだけが世界を見ていて、ヒトラーの脅威に気づいていたように見える。30万人の命か、4千人の命か。和平交渉か、徹底抗戦か。どちらが正しい選択なのかはこの時点ではわからない。大事なのはどちらかを決断すること。そしてそれをやり抜くこと。
ジョージ6世はチャーチルにスピーチ教えてもらえば良かったのにと思ったり。
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