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アネットのArdorのレビュー・感想・評価

アネット(2021年製作の映画)
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グランドシネマサンシャインにて鑑賞
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 二十年くらい前に「ポーラX」を見たときは今覚えば、めちゃくちゃ強迫観念の強い人が作った映画で、それでも寺山修司の「書を捨てよ町へ出よう」や大林宣彦の「ハウス」や「海辺の映画館」みたいなイメージの洪水みたいなのが楽しかったので、そんなのを期待したけど、自分の記憶違いだったのだろうか。最初のボクサー然としたアダム・ドライバーがスタンダップコメディアンだったのとか、突然入り込むミュージカルのタイミングの外し方とかとても楽しかったのに、後半は苦痛なくらい退屈だった。これで2時間半超えはないわ。もっと潔く終わってほしかった。
 「ポーラX」と「TOKYO!」の一遍は楽しんだけどこれは楽しめなかった。他のは楽しめるのだろうか。
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