Ardor

わたしは最悪。のArdorのネタバレレビュー・内容・結末

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

シネマカリテにて鑑賞。
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 最初は医学生だったのが、カウンセラーになったり、写真家になったり、文章を書いてみたり、と自分の人生の可能性に忙しなく挑戦するユリヤが自分の昔とめちゃくちゃかさなって、それでいいよ、と全肯定したくなったのに、次第に仕事のことを忘れ、男にのめり込み、最後には男の死と出産によって選択を余儀なくされる?いや、マジかよ。女性って大変だなぁ。オープニングの開けた海に無限の可能性を前にタバコを燻らせたユリヤは黄昏の海を泣きながら見つめて、失う命と生まれゆく命に責任を持つ、、かと思いきやのラスト。そうだよ!とガッツポーズ。自分のやりたいことができるならやる人生のほうがいいよ。自分もそう思い始めているよ!と終章でようやく溜飲が下がった。
 全般的にユリヤはずっと地味な青系の服を着ていたが、アイヴィンが赤いTシャツをきたりした時にアクセントになっていた気がする。ずっとメランコリックだったんだよね。
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