破滅願望を抱える尖りまくったコメディアンと人気歌手の夫婦にアネットという子供が授かる
しかし非の打ち所のない”幸せ”な日々は、やがてコメディアンの心を蝕んでいく……
ミュージカル映画ですが「ララランド」等のような派手派手なミュージカル映画ではなく、歌と演技でごってり見せてくるタイプのやつです
ごってりやってくるので、いかんせん地味というか展開も盛り上がりに欠け、
中盤過ぎくらいまで正直何度かウトウトしてしまいました……
生まれた娘「アネット」の描き方は、分かりやすくも考えさせられるメタファーが盛り込まれており「なるほどそういう映画なのね」と自分の中で観方が分かってからはちゃんと観れました
個人的には肌に合わなかった点もありましたが、それでも見処は多々あり、印象に残る映画であったことは間違いありません
以下メモ
・人気コメディアンであるはずの主人公のスタンダップショーが全然面白くなくて困った
・指揮者の男の好感度が高過ぎてかなり持っていかれた
・ラストのある意味での救いの無さ（救いがないことがある、というメッセージはとても意義のあるものだと思います）は結構好き
・バナナとリンゴは知恵の実のメタファーということでしょうか
・「スターウォーズ」以降ずっとアダム=ドライバーのガタイから目が離せない
ありがとうございました
