ケイスケ

映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜のケイスケのレビュー・感想・評価

3.4
まずBUMP OF CHICKENの主題歌『友達の唄』が本当に素晴らしい。一時期は聴くだけで涙ぐんでいたほど。わさドラになったてからの主題歌はスキマスイッチ、山崎まさよし、Perfumeなど歌が作品に合っているものが多いと思います。

ラストの流れるタイミングも完璧。元の鉄人兵団はのび太がみんなに報告して、しずちゃん達が「え?どこどこ?」みたいな少し余計な場面を入れていたため、今回の終わり方の方が断然いいと思います。

鉄人兵団から約30年が経っていることもありアクションシーンやアニメーションの動きは段違いの進化。でもキャラの輪郭が手書きっぽい線なのは何?キモいんだけど。

昔からリルルたん萌えなのは変わらないんだけど、本作初登場のピッポが可愛い!もうさ…ボロボロのザンダクロスを動かすとこは泣くだろ!元の方はのび太たちが決着に関与してなかったぶん物語に深みが出たと思います。

ただピッポくんに関しては…元は汚ねぇオッサン声のヤツをドリルかなんかで改造する非人道的行為をしてましたが、さすがにマズイと思ったのか今回はヒヨコちゃんになりました。いや、でも改造は変わらんし名前まで変えてるぶん前より悪質な気がしないでもない…まぁいいか!可愛いから!

ミクロスがほとんど出ないのは非常に残念。こいつの一言が世界を救うきっかけになったり、「僕にも泣ける機能があれば…」みたいなグッとくるセリフもあったんですがね。

数あるリメイクドラえもん映画の中では中々の作品ではないでしょうか。まだ見てませんが『南極カチコチ大冒険』はラヴクラフトの『狂気の山脈にて』を下敷きにしてるとか。…マジで?