たま

シェイプ・オブ・ウォーターのたまのレビュー・感想・評価

3.5
ファンタジーは苦手だけど、神秘的なこの世界観は好き
松金よね子ならぬサリー・ホーキンス以外にこの映画は成り立たなかったと思う。
若くもなく、美人でもなく、ゴージャスとはとかくかけ離れた存在の彼女たからこそ、際立った映画になったのだと思う。どことなく少女のような純粋さが残り(性欲はかなりあるようですが)、打算がなく感じるがままに生きているといったところ。
だから怪獣との恋愛も説得力がある。愛は言葉で表現するだけじゃないんだ(だからヒロインは声を無くした女性なのか)。
ただ、怪獣や人間の描き方がもっと深かったらなと少し残念。
徹底的な悪役はつまらないし、展開も凡庸。エログロも少し引いてしまった。
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