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ライオン・キングのスペクターのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
4.0
映画『ライオン・キング』

劇団四季の同名ミュージカルは大阪地方公演も含め20回以上観ているがその都度感動をもらっている。
劇場ミュージカルでは何と言っても本場ブロードウェイ然りであるが、
イギリスはロンドンのライシアム・シアターの 『ライオン・キング』 は圧巻であった。
劇場中央にあるホテルロビーを思わせる階段を上り切ると、
そこには3階まで吹き抜け、ダークオレンジ照明のラウンジバーがあり
ビールやワインを楽しむ人達がテーブルに集っている。
さらに、壁際の階段を上ると、そこはドレスサークルになっており
サークル毎にボックス席になってステージはもちろん階下の観客席が見渡せるようになっている。
会場は信じられないほど喧噪の谷となっており、飲み食いしている人や、スマホやタブレットの灯りがあちこちに見える。
“上演中の録画云々・・・・・” “場内での飲食云々・・・・”
のアナウンスなど一切ない。
ところが、いざ開演となると一転して静まり返った。
さすが、“英国” “UNITED KINGDOM” である。
ほとんどが黒人スターであり、シンバもナラも黒人で声がどこまでも届き歌声も素晴らしく、
さすが “サバンナ・ミュージカル” の神髄といえる。

・さて本作品:
冒頭の “ナー イゴンニャマ バギティー ババ.......” のラフィキの歌から始まり
“サークルオブライフ”で締めるまで
DOLBY ATMOS で聴く音楽の素晴らしさに魅了させられた。
さすが、音楽総指揮である ハンス・ツィマー の力量を感じた。
シンバが目覚め、プライドランドに疾走するシーンでビヨンセ(ナラ役)が歌う “スピリット” は
この映画に新曲として取り入れている。
さらに、ドナルド・グローヴァー(シンバ役)とビヨンセがエンドクレジットで歌う “NEVER TOO LATE” も新曲である。

同じくエンドクレジットでやっと出てくる “お前の中に生きている” 
の歌唱版はやっぱりいいね!


・監督 : ジョン・ファブロー


家内と東宝シネマズにて (字幕版) 2019.8.9
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