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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのスペクターのレビュー・感想・評価

5.0
封切り初日、朝一番とは言へ、
中央席予約で、いつものようにゆったりと
観られると思いきや、
前後部座席はもちろんのこと、
隣座席まで、観客が埋まっている。

若い人から、年配、子供連れまで、
M:I に対する底堅い人気を再認識。

コロナに対する規制がゆるやんで、
東京では、マスクなしの人が増えてるが
こちら、地方都市では、殆どの人が
着用している。

さて、本作、
8年前に、このFilmarksに出会って、
第一作目として投稿したのが、
この M:I シリーズ、第4作目 “ローグネーション”。
トムクルーズ(イーサン)が、水流の中で、
パニック寸前になり、ヒロイン、レベッカファーガソンに
助けられる場面を思い出す。

そのときより、八つ年取っている訳だけど(61歳)
年なんか感じさせず、バリバリ動き回る。
それに、人間的渋さが加わって、益々絶好調である。

この、第7作目 “デッドレコニング” 、(164分)
筋金入りのノンストップ・スパイアクション。
映像描写、音響効果、キャスティング、脚本・演出、
どれをとってもピカイチである。
強いて言うと、あと、1時間伸ばしてもいいから
完結させてほしかった。
エンディングに、“Finish Part One” とあり、
当然、“Part Two” に引き継ぐのであるが、
2~3年は掛かるだろう。
長いものでは、10年以上費やしたシリーズもある。

作品の内容には触れないが、
この映画のキーワードが二つある。
これだけには触れておきたい。

一つは、
タイトルの “デッドレコニング(Dead Reckoning)” 、
意味は、『推測航法』。
『死の報い』なる解釈もある。

もう一つは、
上映中、数十回会話にでてくる言葉、“エンティティ(Entity)”、
意味は、『実態』。
『自主独立体』なる解釈もある。

(上述は、表面的意味だけで、何のことかサッパリわからんと思いますが、Part Two で明かされると思われる本当の意味は映画館でじっくり意識しながら鑑賞してください)


*監督・脚本:クリストファー・マッカリー
*2023.7.21 東宝シネマズ
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