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テルマのkazu1961のレビュー・感想・評価

テルマ(2017年製作の映画)
3.4
▪️JP Title :「テルマ」
Original:「Thelma」
▪️First Release Year : 2017
▪️JP Release Date : 2018/10/20
▪️Production Country : ノルウェー・フランス・デンマーク・スウェーデン合作
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-544
🕰Running Time : 116分
▪️Director : ヨアキム・トリアー
▪️Writer : エスキル・フォクト、ヨアキム・トリアー
▪️Music D : オーラ・フロッタム
▪️Cast. : エイリ・ハーボー、カヤ・ウィルキンス
▪️My Review
北欧の凛とした冷たさが最初から最後まで貫き通している世界観がこの作品の全てかもしれません。美しさとイノセント、そして怖れ、それらが見事なハーモニーを醸し出している作品です。
白昼夢、強く願うこと、そして映画世界に起こる事。 北欧の美しい風景だけではなく、それらを映画という道具を使って見事に表現しています。
ほんと、どう言っていいか一言では語れない映画です。主人公テルマの苦悩は美しく切実で、はじめての恋をした少女は、 悲しいほどまっすぐで、恐ろしいほど美しい。ある意味、青春をこのように描いた作品を初めて見ました。人によってラストの捉え方がガラリと変わるかもしれません。
本作、長編映画の監督デビューからわずか4作で、カンヌやトロントを始めとする世界の権威ある国際映画祭の常連となると共に数々の賞に輝き、今や北欧を代表する監督となったヨアキム・トリアー。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞しています。これまでは、人間の抱える様々な問題に真摯に向き合ったヒューマンドラマを描いてきたヨアキム・トリアーが、遂に美しくも恐ろしいイノセントホラーを完成させました。
『THE WAVE/ザ・ウェイブ』などのエイリ・ハーボーをはじめ、『ブラインド 視線のエロス』などのエレン・ドリト・ピーターセンらが共演。

物語は。。。
ノルウェーの片田舎の町で信心深く厳格な両親に育てられた少女テルマは、幼いころの記憶が抜け落ちていました。やがてオスロの大学に入学した彼女は、同級生のアンニャに、生まれて初めて恋心を抱きます。テルマは湧き上がる欲望と罪の意識に苦悩しますが、自分の気持ちを抑えることはできませんでした。。。

▪️Overview
鬼才ラース・フォン・トリアーを親類に持ち、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された「母の残像」などで注目されるノルウェーのヨアキム・トリアー監督が手がけたホラー。ノルウェーを舞台に、幼い頃の記憶を封印された少女テルマが、成長して初めての恋を経験したことをきっかけに、恐るべき秘密へとつながっていくさまを描いた。ノルウェーの田舎町で、信仰心が強く抑圧的な両親の下で育ったテルマには、なぜか幼い頃の記憶がなかった。そんな彼女がオスロの大学に通うため一人暮らしを始め、同級生の女性アンニャと初めての恋に落ちる。欲望や罪の意識に悩みながらも、奔放なアンニャに惹かれていくテルマ。しかし、やがてテルマは突然の発作に襲われるようになり、周囲で不可解な出来事が続発。そしてある日、アンニャがこつ然と姿を消してしまい……。(引用:映画. com)
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