TakaCine

ランペイジ 巨獣大乱闘のTakaCineのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.6
【思考が停止する絵面】
脳筋と巨大生物の大乱闘‼️
縦横無尽に陸海空を暴れ廻る巨大化したゴリラ、オオカミ、ワニの絵面は、迫力ありすぎて馬鹿馬鹿しすぎて笑ってしまいました(大好物♪)。だけど観た後、どっと疲れが…一体、何を観せられたんだろう?

何だか頭の酸素が足りなくなって、思考が停止してしまったよう😰

あっ、ゴリラのジョージとロック様(僕はこの名前の方が馴染むんです)の友情と勇姿は、めちゃ格好良くて記憶に残りましたよ😊♪しかし…

〈常識や解釈は捨て去ろう!〉
話がめちゃくちゃ(笑)どういうこと?なんで?そんなバカな?ありえへん!の連発しまくり‼️

まぁ、この種の映画はそれでもいいんですけどね♪迫力と勢いこそが正義だから😁ホントカ?

"ある物"によって生物が巨大化してしまうのだけど、地球に影響を及ぼすまでの過程が雑すぎ(テンポは良いけど)!

それから生物と言えども、動物は巨大化するのに、昆虫や鳥は巨大化せんのか~い?

どうせなら、巨大化したロック様と巨大化猛獣の乱闘バトルなら観てみたかったぞ♪

突っ込み処が満載すぎてカオス‼️

お約束の、出た瞬間から死亡確定な軍人たち(笑)どんだけアホでムダ?

空飛ぶオオカミ(なぜ?)、トゲトゲしいワニ(いや、ありゃ、ワニに見えない)は嘘すぎて呆れてしまった。

悪役が「タイムボカン」シリーズの、ズッコケ感漂うお馬鹿キャラ。非情なんだけど、何だかオツムが弱い。お仕置きにしては、ちと可哀想だったかな😌

そして街の破壊&破壊&破壊‼️
街が瓦礫と化し、ビルが崩れ、戦車や人がぶっ飛び、ヘリコプターが旋回しながら落ちてくる。

猛獣たちが暴れまくり、街が見事に壊滅状態になっちまいます(それを楽しむ映画ですかね♪)

猛獣によるディザスターぶりを愛でながら、"ダイハード"ロック様の脳筋な活躍に酔いしれるのが正解なのかもしれません。それに気付くまで、頭の中がパニックでした😓💦

この映画を観る前に、潔く常識や解釈は捨て去りましょうね😉!

無我の境地、無我の境地。

ロック様の日本に向けたメッセージ動画。

https://youtu.be/FmOIiiywMyE
(見られる間はぜひ見てね!)

最後の決めセリフ最高‼️
この雰囲気がこの映画の全て。

〈ロック様がいれば何もいらぬ〉
そもそも霊長類学者で元特殊部隊という肩書きのデイビス(ドウェイン・ジョンソン)って、ロック様以外に考えられない役柄(笑)!
※或いはセガールかバトラー

太い二の腕で相手を気絶させる学者先生って他にいるわけないし、ゴリラと"ある手段"で意思疏通を図る健気さ(っていうか、ゴリラが賢すぎる!)と、ゴリラにおちょくられる姿が可愛いらしい。ロック様、これでまた女子にモテますよ!

ロック様が走る
ロック様が飛ぶ
ロック様が戦う

ロック様が目立てば、それでいいんです、この映画は😉‼️

だけど、空中から落ちても、ビルが崩れる真っ只中にいても、猛獣に対面しても…ロック様だけは死なない安心感。

ハゲは強いんですか?強いんです!
(川平慈英風に言おう)

ロック様の顔面力は、『キングコング: 髑髏島の巨神』のS・L・ジャクソンに負けない迫力(但し、ロック様の方がイイ男です)!

圧倒的顔面力にマッチョすぎる体格は、巨大化した猛獣といても殆ど負けてない存在感。

それどころか、ゴリラのジョージと並ぶと、不思議な兄弟感があって頬が緩みます(絶対、感覚が変だw)。

ロック様は素晴らしかったけど、他の方々の見せ場はほぼなし。

ナオミ・ハリスやジェフリー・ディーン・モーガンの役柄がお馬鹿に見えてしまうのが、痛々しくて悲しかった。

〈真の主役はゴリラのジョージ〉
ゴリラのジョージが大好きになりました。ふざけた時の愛嬌のある笑い顔、友達を見る時の優しい顔、悲しくなって俯く顔、助けるために戦う勇敢な顔…ジョージの賢さと人柄(ゴリラ柄)に惚れ惚れしました‼️

しかし、変な○○を教えては行けませんよ、ロック様(笑)

ジョージはフルCGかと思ったら、専門の俳優さん(ジェイソン・ライルス)のパフォーマンス・キャプチャーで撮影されてたんですね。毛並みや豊かな表情のCGもさすがのクオリティー(『キング・コング』『猿の惑星』シリーズなどのWETAデジタル社なので納得)♪

アホ映画なのに、鑑賞後が爽快な気分なのは、ジョージとロック様の男(雄)の友情のお陰かな?

嬉しそうにからかうジョージ、最高でした‼️

この映画から学んだことは、
動物と仲良しになろう!
飛行機に猛獣は乗せない!
予測できない馬鹿な研究はしない(出来ないけどw)!

「Rampage」(暴れまわる)の意。
1986年に発売されたアクションゲームの実写映画化。猛獣が街を破壊するゲーム内容から、映画を作り上げた度胸が凄い(誉めてます)!

大味だけど、特大盛りどんぶり飯を食べた時の満腹感がありました。
TakaCine

TakaCine