サラリーマン岡崎

トレイン・ミッションのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)
3.6
正直あまりハマらなかった。
同じ監督×主演で、話も乗り物が違うだけの『フライト・ゲーム』を見ながらレビューを書いてその理由に気付いた。

『フライト・ゲーム』は犯人が誰かを探す映画。
『トレイン・ミッション』は犯人が何者なのかというところもミソではあるが、
中心はその犯人から「プリン」なる人物を見つけ出せというもの。
犯人探しはもちろん興味を持つが、
別に「プリン」が誰かは興味全然もてねぇ…。
ヒントからひとつひとつ「プリン」を見つけ出す術は良いのだが、
根幹の興味が持てないとそれらも機能しない。
(そんなの予告を見る時点でわかるから、見るなよという話ですが笑)

そして、電車より飛行機の方が
非日常感と閉鎖感があって、
ミステリー感が出そう。
まぁ、今回は疾走感がテーマなので、
電車が一番なのかもですが、
謎解きを主な要素な映画なので、
電車だとその緊張感があまりでない。
(なので、最後は思いっきりアクションに寄って、なんとか今までのモヤモヤを解消させようとするねじ伏せ能力は凄いw
この最後のくだりは完全に『アンストッパブル』)

主人公も『フライト・ゲーム』は不審なヤツだったが、
今回は完全にいい人。
なので、観客が主人公を疑うこともないので、
その点もあまり盛り上がらない。

あとは、ジャンル映画だとしても、
犯人の手口が回りくどすぎる。
この映画は犯人がわざわざ主人公に「プリン」を探させます。
そんなめんどくさいことしなくても、
別の方法で探す方法あるはずやろ。。
(それも予告を見る時点でわかるから、見るなよという話ですが笑)

でも、『フライト・ゲーム』でもあった
乗客が一致団結するくだりはとてもアツかった。
そして、ラストのラストの犯人を仕留める方法はスカッとジャパンだし、笑えるw
あと、車掌さんのラストあっけないw

『フライト・ゲーム』から『トレイン・ミッション』を見た人はよりこの差を比べてしまうのでは?
自分は『フライト・ゲーム』は後で見た立場で、比べては見なかったけど、
ハマらなかったので、少し残念。

でも、そのお陰なのか、
『フライト・ゲーム』はとても面白い。