なんともトンデモ映画だった笑。
膣の中をリアルに映す冒頭からもう仰天。
欅坂46の新曲で以下のような歌詞がある。
「誰かと一緒にいたって
ストレスだけ溜まってく
だけど一人じゃずっといられない Ambivalent」
言わんとしてることはこんなこと。
主人公は空虚で何も感じなく、人を愛せないと言う。
しかし、精神科医のポールとも恋に落ち、
ポールの双子の兄でポールとは性格が真反対のルイとも愛欲にまみれる。
寂しさを埋めるために猫も飼っている。
この猫が後半わかる主人公とある人物の確執とそれと相反する求愛を意味している。
人の中には様々な自分がいる。
それを螺旋階段や複数の鏡で象徴的に表す。
そして、双子という見た目は同じだけども中身は異なる稀有な存在もそれを表す。
嫌いと言っても、求める気持ちもある。
(「ブエノスアイレス」もそんなテーマだったな。)
自分からのめり込んだはずなのに、被害者ヅラする。
Ambivalentだ。
この映画はトンデモだが、
意外と誰にも通ずることを表現してる。
嫌いだけど好き、
そんな相反する気持ちから段々と崩壊を生むかもしれない。
とりま、人間皆メンヘラということで。