このレビューはネタバレを含みます
もしも彼氏が双子だったら。
ちょっと心を病んでるクロエは、担当カウンセラーのポールと付き合うことに。ある日仕事帰りに、ポールそっくりの人間を発見。彼の正体はポールの双子の兄ルイ。ところがポールはルイの存在を隠しているようで、クロエに何も教えてくれないのだった。
「なりたい顔No. 1」なマリーヌ・ヴァクトはショートも似合うー!!「17歳」に続き、今度は25歳の元モデル設定。あんなスタイル良い美術館の監視員はなかなかいない。
今回のオゾンは、双子系ミステリー。最初ルイとポールは同一人物かと思ったんですが、ルイ自体がクロエの妄想だったらしく、実は双子だったのはクロエの方でした。ルイが三毛猫の話をしていたことから(クロエの妄想)、クロエはこの事実を知っていたことになりますけど、そうじゃなければ彼女の知らないところで片割れの意識が流れこんでいたとか、ホラーっぽくもなってきます。終盤な腹が裂かれてクロエの腹から何かが出てくるシーンではSFになっちゃったし、やっぱりオゾン好きです。ラストはクロエはやっとその呪縛から逃れられたというハッピーエンド?と受け取りました。
次の作品も楽しみです。