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バック・トゥ・ザ・フューチャーのスペクターのレビュー・感想・評価

4.2
懐かしのベスト・ムービー20  [9位]

『バック・トゥー・ザ・フューチャー 1.2.3 』 (1985~1990年)       【4.2】

1985年に始まったバック・トゥー・ザ・フューチャー シリーズ 全3作。

ロバート・ゼメキス監督、スティーブン・スピルバーグ制作総指揮による、“フューチャー現象” ブームの走りともいうべきSF映画である。

タイムシフトにより、過去 (あるいは未来) に遡り、現在 (あるいは未来) に起こっている不幸な出来事をハッピーに変えてしまうという奇想天外なストーリー。

主人公の二人、マイケル・J・フォックス (マーティー役) とクリストファー・ロイド (ドク役) とのぴったりと呼吸の合った演技が俊逸である。

見所は何と言っても、
『1』の、時計台に落ちる雷の電力を使いデロリアンのタイムマシンを動かすシーン。 
たまたま1985年から持って来ていたチラシに落雷のことが載っていたという設定が面白い。

『3』の、自走不能になっていたデロリアンを蒸気機関車で押してタイムマシン作動速度になるまで走らせる作戦。 
ハラハラドキドキである。

それに、『1』の、ラストに冒頭と同じ場面が出てくる処、そこでドクがまたしてもテロリストに撃たれる処、印象に残るシーンである。

SFX撮影技術がまだ実用化されていない頃にしてはよくできていると感心する。
主題歌 “The Power of Love” も忘れてはならない。


さて、みんなが待ち望んでいる『バック・トゥー・ザ・フューチャー 』の新作続編は残念ながら、無さそうである。
ゼメキス監督曰く、『これ以上、時空を壊したくない.....』 という思いから、
なのである。
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