とりん

チャーリーズ・エンジェルのとりんのレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)
2.9
2020年113本目

チャーリーズ・エンジェルのリブート作品でありつつも、過去2つの映画の続編という立ち位置の作品。

前2作からエンジェル、ボスレーともにキャストは一新され、若々しい面々が並ぶ。
新エンジェルには「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワートしか有名じゃないかな。
今回は最初からトリオではなく、2人タッグにあとから1人加わるような形となっている。
懐かしいエンタメアクションに振り切っていた前作に比べ、今作は割と近代作品にブラッシュアップされた内容になっていた。
そのためか以前と比べると話としては以前より見応えのあるストーリーだったけど、ぶっ飛び感はだいぶ欠けている。
前2作と比べてしまうのは難儀だけど、そこが良いところでもあったから、なんか別作品を観ているようにも感じた。

ストーリーはまともになったとは言え、肝心なとこは弱く、古株のボスレーがなぜ事件を起こしたのかという一番重要なとこが全然伝わらなかった。
どんでん返し的なところも読めてしまうというのが残念なところ。
クールに作ってる分ストーリーの弱さが許せなくなっていたりもする。
ツッコミどころも多く、エンジェルってそんな軽く入れるものなのか問いたいし、かなり爪が甘いし、ド派手さがなくなった分粗が目立ってしまう。
殺し屋のクセの強さは相変わらずだけど。
エンディングではテレビシリーズの初代エンジェルであるケリー・ギャレットをはじめとした様々な繋がりを持つ女性たちが出てきて話題にもなったようだけど、誰もわからなかった…
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