映画班の方々が極めて誠実。
全エネルギーを使って着替えをする場面のBGMといい、引きの図といい、何とも言えない気持ちになった。
ポカンと浮いていたのははたしてどっちだったのかな。
忘れられない。

40年以上前のドキュメンタリーとは思えないほど現在にも通じる内容。
甘えは許されない、というのは、健常者から障害者に向けられた、非寛容でグロテスクな言葉だと最後に判明した瞬間の衝撃にこの作品の真価があり、それほど、社会の意識が停滞しているのかと、暗澹たる気持ちにもなる。
ドラマのように撮影される柳沢寿男の手法も刺激的。

何を感じるにも、それが正しい感じ方なのかと疑いながら、みてた。