馮美梅

南京の基督(キリスト)の馮美梅のレビュー・感想・評価

南京の基督(キリスト)(1995年製作の映画)
3.8
芥川龍之介の短編を元に作られた作品。
敬虔なクリスチャンでありながら売られ、売春婦をしている金花を富田靖子さんが哀しいほどに純粋で、清く、無邪気に演じています。

そんな金花を愛する日本人男性を梁家輝が演じています。
富田さんはハードで、大胆なシーンに挑んでいますが、本当に純粋にイエス様を信じ、男に抱かれる。梅毒を移されると、移してはいけないと一旦はやめようとするけれど、あることで体調がよくなりそれはイエス様のご加護だと信じた。愛する人との逢瀬も彼が日本に帰ってしまうが、徐々に精神も蝕まれていく金花が痛々しい。いつか彼が自分を迎えに来てくれると信じながらも徐々に崩壊していく彼女の姿が本当に痛々しい。

本当にこの作品は富田靖子さんにとってもたーんぐポイント的なものになったのではないかと思います。
馮美梅

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