南京の基督(キリスト)の作品情報・感想・評価

「南京の基督(キリスト)」に投稿された感想・評価

日本人の主人公を中国人、中国人のヒロインを日本人が演じる斬新な試み。

芥川龍之介の短編小説を映画化。

芥川を彷彿させる小説家・岡川が出逢った、中国人の娼婦・金花。

富田靖子が大胆なヌードを披露した幻想的なラブシーン。

レオン・カーフェイが出演した、「愛人・ラマン」を意識して撮られている気がした。

性病に冒された金花の哀しみ。

あどけなさと、ひたむきな姿が痛々しい。

そして、精神的に追い詰められる岡川は、芥川龍之介そのもの。

うら淋しい音楽と、独特の世界。

清純派女優だった富田靖子の体当たり演技が、あっぱれだったと思う。

レオン・カーフェイの日本語は怪しかったが(笑)、だんだん芥川に似ている様に感じてくる。

岡川夫人を演じた中村久美の、しっとりした美しさも印象的だった。
星降る夜に押し入れ探検隊38

東京国際映画祭で鑑賞後、吹替のVHSが発売されレンタル落ちしたものも購入(富田靖子さんの吹替はご本人)。
大好きな作品です!

主人公は芥川をモデルにしています。
妻子持ちの日本人作家が南京でクリスチャンの娼婦(まだ少女)に恋をするお話なのですが、とにかく純粋で美しい。
映像も美しいのですが、当時ヌードも話題になった富田靖子の演技がもう素晴らしく美し過ぎて鳥肌立たせながら泣きました…
私の中で、文句なしで評価☆5を付ける「さびしんぼう」の富田さんと互角の演技!(有名な話ではありますが、「さびしんぼう」先程拝見したフォロワーさんのレビューに出てきた黒澤明監督も絶賛している作品でもあります)
心が震えるぐらい純粋に主人公とキリストを愛し、敬愛するベルイマン作品の如く神の不在(彼女は神が降臨している錯覚に陥っている)をこれでもかと叩きつけられても、めげることなく幸せな未来を夢見る姿が痛々しくて切ないのです…

芥川龍之介ファン(彼の作品3作がミックスされています)も観て損はない作品だと思います(DVDも発売されていますが、レンタルされているかは未確認)。
富田靖子さんというより「さびしんぼう」ファンの方は必見☆彡
ちろる

ちろるの感想・評価

3.8
いまでも忘れられない、富田靖子さんが演じていた純真な中国人の娼婦の少女役。

あの、人を一途に愛する時の独特の無邪気な目は金花そのものに見えたな。

日本人の富田さんは中国人役で、レオンカーフェイが日本人(多分芥川龍之介?)を演じるというキャンディングも面白かった。

愛するからこそ生きようと思いながら、信じるからこそ、壊れてしまうあまりにも不器用で儚い悲恋でした。
jejua

jejuaの感想・評価

4.3
一途な富田靖子さんの演技が本当に切なくて切なくて。
映像も音楽も美しくDVD購入しました。
原作は芥川龍之介の短編小説

妻子ある日本人小説家と、キリストの存在を信じる中国人娼婦との悲恋を描く。
小説家のモデルは芥川龍之介でレオン・カーフェイが演じ、中国人娼婦を富田靖子が演じた。
富田靖子は、敬虔なクリスチャンで一途に日本人小説家を想う、貧しい中国人娼婦を体当たりで熱演していた。 中国語のセリフで。
当時は富田靖子のヌードばかりが話題になってたけど、切ない純愛モノだった。
サリー

サリーの感想・評価

3.4
逃げ出せない地獄の環境の中で神を見出し信じて頑張るのに、神様はそういう人を見捨ててしまうんだなぁと見た当初は思った。せつない話だ。でも富田靖子はものすごくカワイイ。
ゆき

ゆきの感想・評価

2.4
当時、富田靖子の脱ぎっぷりが話題になった割には、あれ?これが?と思った記憶あり。
95/9/27記録 50/63
今見たらいろいろ思うのだろうけど、やっぱり好きな話。冨田靖子が超絶かわいい。あの讃美歌未だに歌える