とても良かった。
馬鹿にするような悪い意味ではなく、良い意味でラノベっぽい。異種間の恋愛と自己犠牲も顧みない絆、師匠との修行や霊的な技、普段は清掃の仕事をしてる政府の秘密組織、そして敵図鑑と、ほんと良い意味でラノベっぽい、自分が好きな王道ラノベを見事に映画化してくれた感じ。この筋がとても良いので、最後まで楽しめた。
序盤～中盤にかけてのギャグのキレがちょっと悪くてグダグタしてしまうのと、全体的にアクションが緩めなのが改善されれば大傑作になってたと思う。せっかく師匠のチン・シウホウやロー・マン、ユエン・チュンヤンなんかがメインキャラを固めてるんだから主人公もなよなよしてるけど実はアクションできる役者探してきて、もっとアクション詰めた方が良かったと思うんだよね。おじさん方まだまだ動けるんじゃないかと思うし。顔的にはベイビージョン・チョイで正解なんだけど、終盤はもっとアクションできてほしかった。
色々と惜しいところあるけど大好きな作品でした。
一回解散した後、車のところで一瞬見せるチン・シウホウの笑顔が最高。
ラム・チェンインが生きていればなぁ……。
ってか香港映画が全然人気ない、アジアナンバー１記録の人魚姫も全国公開しないような今の日本で、このキョンシーの新作を映画館で見れるなんて、奇跡的なことなんじゃないだろうか。シネマカリテさまさまです。チン・シウホウとリチャード・ンの二人が最初スクリーンに現れたとき、思わず笑顔になってしまいました。この二人の今が映画館で見れるとは！！
そして終盤、ゲスト出演のエリック・ツァンとリチャード・ンが並ぶ。もうそれだけで嬉しいですよね。サモ・ハンは健在だし、フォン・ツイファンは『アクシデント/意外』で俳優復帰したと聞いたし、チャールス・チンかジョン・シャムも呼んできて今『五福星』の続編を取ってほしい！サモ・ハンが貫禄ありすぎていじられ役できそうにないから無理か笑
