コンテナ店子

ドクター・ドリトルのコンテナ店子のレビュー・感想・評価

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)
1.5
割と期待して映画館に行きましたが、中身はけっこうがっかりな内容でした。アクションは楽しくないし、キャラクターも雑だし、映像も微妙でした。

一応好きだったところを話しておくと、ある動物の撮影がけっこう良かったです。すごく大きな生き物でしたがそのデカさがよく伝わってきましたし、アクションのアイデアもけっこう良かったのでそこが一番見ていて楽しかったです。

ですが、そこ以外のシーンの動物は全然楽しくなかったです。彼らの身体的特徴を活かした技や作戦なども全然なくてワクワクしませんでしたし、独特な生体を披露したりすることもなかったので、彼らに興味を持つことも出来ません。折角たくさんの動物がいるのにコンビネーションなどを披露することもないし、彼らと仲良くなる様子を描くこともないので一緒に旅する仲間としては本当にいてもいなくてもいいような感じでした。

人間のキャラクターも微妙でした。ドクターと旅する少年がいますが、なぜこの旅に参加することにしたのかも全然わからないですし、上にも書きましたが動物やドクターと仲良くなる過程をちゃんと描くこともないので、なぜいるのか疑問なレベルでした。ほとんど役にも立たないのでぶっちゃけいなくても良かったと思います。

ロバートダウニーJrのスケジュールが開いたから急いで作ったのが透けて見えることが多々あったので、アイアンマンのような明るくて楽しい娯楽映画を期待していた自分としてはけっこうがっかりしました。映像もやたら画面と顔が近いことが多かったですし、ただ動物が見たいだけの人にもこの映画はお勧めしにくいです。見なくていいと思います。
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