鍋レモン

クワイエット・プレイスの鍋レモンのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.2
⚪概要とあらすじ
「ボーダーライン」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントが主演、ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を手がけ、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー。

音に反応して人間を襲う「何か」によって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、「決して音を立ててはいけない」というルールを守り、生き延びている家族がいた。彼らは会話に手話を使い、歩くときは裸足で、道には砂を敷き詰め、静寂とともに暮らしていた。しかし、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“音を立てたら、即死。”

「愛してる」

⚪感想
サスペンス作品。

観ているこっちまで静かにしてしまう。
たまに息するの忘れちゃって苦しかった。

思っていた以上に「何だこれ」な内容。
続編前提の内容だけど続編を観たいとはあまり思わなかったかも。

「何か」を期待させておいてすぐ見せるという。
音判定も時と場合によって様々で「ここは平気なんかい!!」と度々なる。
裸足で静かに歩いてたのに非常時全力疾走するし、全力疾走してるやつはそんなに襲われないって言う。

観る人によってはツッコミどころ満載に感じると思う。私も感じた。

『アイ・アム・レジェンド』『サイン』『マーズアタック』辺りに少し似ている。

夫婦を演じたエミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーは実生活でも夫婦だと知って驚き。しかもジョン・クラシンスキーは監督に脚本も務めてるのね。

聴覚障害を持つリーガン役は実際に同じ障害を持つミリセント・シモンズが演じていて、父親と手話の言い合いになるシーンは本当にこんな感じなんだろうなと自然に観れた。

吹き替えだったけど基本手話、小声なので字幕が多めだった。

エミリー・ブラントのほっぺのプクッが可愛かった。

寝る時いびきをかくタイプの人すぐ死なない?



⚪以下ネタバレ



「音を立てたら、即死。」というキャッチコピー付けておいて音を立ててもモンスターが来るだけだったり、なぜか父親は即死じゃなかったり、モンスターがトウモロコシを保存しているサイロは突き破れたのにトラックはつき破れなかったり。

映画にならないかもしれないけれど、そもそもボーが取れる位置におもちゃ置いとくなと。念の為に音が鳴る導線を切っとけば良いし、電池は持ってった方が利用価値あるだろうしみたいな。こういった考え終始が頭に思い浮かびすぎて何だこれ。

あとなんでこんな大変なのに子供作るんだろうか。モンスターが現れていた時に既に妊娠していてとかの方がいいと思うし、ボーが死んだショックとかないんか。

割と父親の扱いが雑で可哀想だった。
結局無駄死に。

結局ボーが死んだのはおもちゃを渡した自分のせいだとリーガン自身が勝手に思っていて、そのせいで父親から嫌われていると思っている、補聴器も意味がないと受け付けない。
そこからの父親が死ぬ間際愛しているとリーガンに伝える→感動、父親が補聴器を苦悩して作ってくれていた→感動の流れが微妙すぎて。

銃あるのになんで大事な時にないのかね。斧とか無理でしょ。撃ったら集まってきちゃうけどエブリン探しに行った時リーが銃を持ってたのにリーガンとマーカス探しに行く時持ってないの謎すぎる。
そして父親は補聴器のこともっと娘と詳しく共有しても良かったのでは。視聴者だけかなり序盤で察するのでもどかしい。

途中リーとマーカスが出くわした大声老人怖すぎる。奥さん死んだから道連れにみたいな感じかもしれないけどタイミングよすぎだしよく分からないし何?

滝の音があるから大きな声をだしても平気みたいなシーン別に疑問はないけど特に面白いシーンでもなくて滑稽な感じ。

刺さった後も飛び出た釘全然直さなくてハラハラした。

以下ストーリー。
荒廃した町にいるアボット家族。母のエブリン、夫のリー、聴覚障害のあるリーガン、弟マーカスとボー。音を出しては行けないらしく静かに行動する。森を歩く中ボーがおもちゃで遊びだし音を出してしまう。そこへモンスターが現れボーを殺す。それから何日か経ったアボット家族。エヴリンは妊娠していた。リーはリーガンに補聴器を渡すもリーガンは効果がないと言う。リーはマーカスと外へ。エヴリンは破水。リーガンはボーが殺された場所へ。リーとマーカスが森を歩いていると老人出くわす。そして突然その老人が大声を出し、老人はモンスターに殺される。破水したエヴリンは階段を降りると気づかないうちに飛び出てしまった釘が足に刺さり、大きな音を出してしまう。そのためモンスターが来てしまう。リーはマーカスはエブリンがともしたライトで異変に気づいた模様。エヴリンは浴槽で出産しようとした際丁度花火が上がりモンスターに気付かれずに済む。リーが駆けつけエヴリンと赤ちゃんを地下へ。リーはリーガンとマーカスを探しに行く。花火を打ったあとに隠れていたマーカスがリーガンに会う。マーカスとリーガンはいつも火を灯す場所へ。リーが来ずリーガンが諦めかけた時マーカスがトウモロコシを保存している場所へ落ちる。リーガンが助けに行く。モンスターが来るもエブリンの補聴器によって助かる。一方エヴリンの方は水が漏れモンスターもいたが何とか逃げる。エヴリンとマーカスは脱出しリート再開するも。リーはモンスターに襲われ死ぬ。マーカスとリーガンはトラックで戻り、エヴリンと再会する。しかしモンスターが追いかけてくる。赤ちゃんをマーカスに渡し、エヴリンはショットガンを。リーガンが父親のメモからモンスターの弱点に気づき力を弱める。立ち上がった瞬間エヴリンがモンスターを打ち倒す。しかしそれもつかの間モンスターたちが駆けつけてくる。だがモンスターの弱点を知ったアボット家族は立ち向かうらしい。

⚪鑑賞
ミッドナイトシアターで鑑賞(吹き替え)。
鍋レモン

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