ケイスケ

ミスミソウのケイスケのレビュー・感想・評価

ミスミソウ(2017年製作の映画)
3.8
さあ、皆さまお手を拝借。

せーのっ…👏






ざまああああああ!クソガキ共ざまあああああああああああ!よよよいよい!👏👏👏

…と思えるほど序盤のイジメ描写が胸糞すぎる。凄惨なイジメの末に家族を失った少女の復讐話。出ているのは若手役者の方がほとんどですが、こんな憎まれ役やるんだから役者って本当にすげーな。

…ってか何だこの映画。原作は見ていませんが色々とヤバイ。はっきり言ってリアリティは無いし、実写にした際の不自然な台詞回しも気になると言えば気になる。特にデブの男の子。お前は一体なんなんだ面白すぎるぞ。

大量の血が飛び散るため見る人を選ぶかもしれませんが、はっきり言って血飛沫のCGが安っぽい部分もありちょっと笑っちゃう。でも死に方が凝ってるとこも多く、特にボウガン野郎の「タイムって言ったじゃねぇかよぉ!」は笑ったし、除雪機に巻き込まれる人の死にっぷりもド派手で好き。

舞台が雪国のため、白銀の世界に飛び散る赤い血が美しい。ラストの春花と、ある生徒の戦いも無情さがあり切ないです。ただ正直、2時間では生徒の描き込み不足は否めない。序盤に死ぬ奴らは別にどうでもいいんだけど、見終わっても妙子のキャラがよく掴めなかった。

前述した通りイジメ描写はかなり陰湿だし、スッキリしたラストでは無いため見る人を選ぶと思います。ですが昨今の日本映画にしては攻めた内容ですし、個人的にはとても楽しめました。夏の終わりに雪国を舞台にした映画を見るのも良いのではないでしょうか。